Designer's File 2
こんにちは。 FIND の設計担当の海老澤です。 今回のDesigner’s File は玄関周りに注目してみました! 住まいの第一印象を決めるエントラン...
2019.09.03 リノベーション/リフォーム床下で熱を循環させることで、冬場でも快適に過ごすことのできる床暖房は人気の高い設備の一つです。新築時に採用しなかった場合でも、床暖房は後付けでの設置が可能です。リビングへの設置が主ですが、部分採用される方も多くなっており、キッチンでの作業時に使用したい、訪問が多いため客間に設置したいなど、利用機会が増えてきています。
本記事では、安心して床暖房を採用いただけるよう、床暖房の種類や価格相場、メリット、設置方法などのポイントを解説します。
床暖房には大きくわけて2種類あります。
電気ヒーター式床暖房は、電気のエネルギーを使用し、床を温める方式の床暖房です。床下に電熱線を組み込む「電熱線ヒーター式」や、床の温度が高い箇所の発熱を抑えて均等に温める「PTCヒーター式」などがあります。
電気ヒーター式床暖房は、構造がシンプルになっており、床下に電熱線入りのパネルを設置する形になります。そのため設置に必要な工事が少ないので、工事費用を抑えやすいことが特徴です。加えて工事期間も短く早ければ1日で完了することも可能です。また、メンテナンスの必要がほぼなく、一度設置してしまえばその後のコスト等を抑えることもできます。
電気ヒーター式の床暖房はスイッチを入れてから温まるまでに時間を要します。温まってからも接触面が熱くなりすぎてしまうこともあるので、長時間使用する際は、低温やけどの注意が必要です。また、使用する際の光熱費がやや割高になりやすい傾向があるため、エアコン等の他の暖房器具との併用をした場合、光熱費、特に電気代が想定以上の金額になってしまう可能性もあります。
温水式床暖房は、床下に専用のパイプを通し、温水を通すことで床を温める方式のことです。ガスや電気などを熱源とし使用することで、パイプ内の水を温めて床暖房として機能します。
温水式床暖房は電気ヒーター式床暖房に比べ、スイッチを入れてから床が温まるまでの立ち上がりの時間が短くなっています。
また光熱費を抑えやすい傾向にあるため、長時間の使用に向いており、ランニングコストを重視したい方には、長期的に見ると温水式床暖房のほうがおすすめです。温度も40℃前後までの設定になるため、長時間接していても低温やけどの心配は少ないです。
床下に配管設備を設置するため、必要な機器が多く、事費が高くなりやすく、工事期間も長くなりやすい工傾向があります。
また温水を床下に流すため、冬場に長期間使用せずに放置をしておくと地域によっては凍結してしまうリスクなどもあるため管理に注意が必要になります。
費用相場は1畳での設置をされる方は稀なため、設置の多い畳数での相場を解説します。 既存の床に床暖房の設備を重ねる形で設置する場合、工事費用は6畳あたり30万円~40万円となります。目安となりますが、10畳のリビングに床暖房を設置する場合は40万円~50万円が必要となります。直張りであれば、比較的安く施工することができますが、注意点として、床暖房を設置した箇所だけ床の高さが少し上がってしまうため、他の部分との段差ができてしまう可能性があります。
張り替えの場合は、床を一度剥がして床暖房を設置し、新しい床に張り替える施工方法となります。工事を行う場合の費用は、6畳あたり50万円~70万円です。
こちらも目安になりますが、10畳のリビングに床暖房を設置する場合は60万円~80万円が必要となります。張り替えの場合は、直張りと比べ段差が生まれてしまうリスクがないため、床の見た目を変えることなく床暖房を設置することが可能です。
温水式床暖房のリフォームは床暖房のほかに熱源機(給湯器)の設置が必要になります。
床暖房専用のものや浴室乾燥機などのその他の機器と併用できる熱源機があるため、自宅で使用している熱源機の型番などを確認する必要があります。熱源機の導入が必要かどうか、業者へ見積もりを依頼するときに確認しておくことがおすすめです。また、床暖房の導入検討時には熱源機が必要になる可能性も視野に入れ予算を組むと良いです。設置費用は30万円~40万円くらいが相場です。
床暖房設置の工事にかかる期間は、設置方法や設置機器によって異なります。
床に直貼りする場合は2日~3日が目安期間となり、床を張り替えて設置する場合は4日~6日程度かかるのが相場です。
全面張り替えのほうが床を剥がす等の工程をはさみ、工事範囲も広くなるため、工期は長くなりやすいです。
また、導入する床暖房が電気式か温水式なのかによって設置工事の期間も変わってくるため、リフォーム会社に確認を行いましょう。
住宅の種類によって床暖房の設置可否には影響はありません。
マンションも一戸建ても条件さえ揃えば、床暖房を設置することができます。ただし、マンションによっては床の張り替えが禁止されている場合もあるので注意が必要です。マンションのリフォームに関する規則は、管理規約に記載されていることが多いので、目を通しておきましょう。もしわからない場合は管理人や管理組合の方に聞くと教えてもらえることが多いです。
畳の部屋、いわゆる和室にも床暖房は設置することが可能です。
床暖房を設置するため、専用の畳を使用することで設置可能になります。従来の畳より厚みを薄くして作られていることが多く、床暖房の熱を効率良く伝えることが可能です。
床の一部分だけに床暖房を設置するリフォームも行うことができます。
一般的には、ソファの足元やトイレの足が触れる部分などに設置することが多いです。部分的な設置の場合は、温水式床暖房よりも電気ヒーター式床暖房のほうが適しています。
リクシルコンテスト地域最優秀賞を受賞した施工事例になります。ライフスタイルの変化に合わせて間取りを再構成し、回遊性を持ったレイアウトに変更。お施主様の趣味嗜好に合わせ、キッチンをワークトップが広々としたL字型に変更や、ドレッサーやレコード、スピーカーの配線が設置できる壁面収納を採用しています。広々と生まれ変わったリビング・ダイニング部分に約10畳の床暖房を設置し、開放感のある空間で暖かくお過ごしいただけるプランとなっています。
キッチンスペースがお家の主役になるようにした施工事例となります。室内窓やメトロスタイルを取り入れ、インパクトのあるデザインに仕上がりました。作業のしやすいカウンターや収納を造作で設置するなどこだわりの詰まった空間になっています。フローリング材は床暖房対応のブラックチェリーを使用し、リビング・ダイニング部分を合わせて12畳の床暖房を設置。主役のキッチンを一望しながらゆっくりとくつろげるプランとなっています。
元々の住まいをリフォーム(リノベーション)された施工事例になります。海外出張が多い奥様のご希望で白を基調としたホテルライクな空間になっています。リビングスペースを大きく取るために壁付のL字型キッチンを採用。その壁面に大理石調のタイルを用いるなど海外を彷彿とさせる空間演出を徹底しています。壁付キッチンを採用したことで広く取ることができたリビングを含め、LDK全体に9畳分の床暖房を採用しています。キッチンでの作業時も含め、LDK全体が温まるようになっています。
ルーフバルコニー付きのメゾネットマンションをワンストップでプランニングさせていただいた施工事例です。分割されていた空間を1つにまとめ、玄関からダイニングキッチンへ直接つながる、ダイニングキッチンが主役の住まいに変更。主役であるダイニングとリビングの約8畳に床暖房を採用し、床材はウォールナットの無垢材で合わせ、心身ともに暖かく安らげる空間を演出しています。
床暖房を採用することで、エアコンを使用しなくても温かい住まいの実現や、要所での寒さ軽減などが叶えられます。初期費用はかかるものの、コストパフォーマンスに優れており、長期的にご使用いただけるものとなっています。床暖房を採用し、足元から温まる住まいを実現することで快適な暮らしをぜひお送りください。
FINDでは、床暖房のみのリフォームも行っております。
無料でのご相談を承っておりますので、検討段階で設置の流れ等の話しを聞きたいという方でもぜひご連絡ください。
部分リフォームだけでなく、フルリノベーションなどの施工実績も豊富にございます。
現在のライフスタイルに合わせて最適解をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様の窓口として、ご来店から工事引き渡しまでを担当するリフォームプランナー。お客様のライフスタイルに関する様々なケースを実例を交えてご紹介します。
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