COLUMNコラム

PLAN STORY 19『風が通り抜ける開放的な住まい』

今回のPLAN STORYは「風が通り抜ける開放的な住まい」
築36年の中古マンションを購入しフルリノベーションを行った施工事例

ご家族が増えたことをきっかけに中古物件を探し始めたK様。
公園の緑が近くにあり、海が望める眺望が決め手となったマンションは約95㎡の4LDKの間取り。

既存平面図

Before リビングダイニング

既存の間取りはキッチンが独立タイプで閉鎖的な空間が多くある間取り。

K様は「家族の気配が感じられるような開放的な空間を」とのご要望で
広いワンルームのプランをご提案しました。

初回プレゼンテーション 平面図

玄関まわりを広くとり、寝室を共用廊下側に
リビングダイニングをバルコニー側、キッチンと水廻りを真ん中にした配置
キッチンを中心に見通しがよいプランをご提案

完成平面図

初回プレゼンテーションで気になっていた
キッチンを住まいの真ん中に配置する間取りをベースに。

Ⅱ型のキッチンがリビングダイニング向きになったことで
視線の抜けがよくなり、家事をしているときも家族のつながりを感じられる間取りになりました。

玄関から扉一つでLDKと寝室へ広がるワンルーム。

K様は共働きのご家族、家事動線がよいこともプランの重要なポイント。

洗濯して、干して、クローゼットへという動線も
一直線に並べることで無駄をなくし時間を短縮することができます。

寝室とキッチンの間にはウォークインクローゼットへ通じる扉。
将来はここに間仕切り壁を造作して子供部屋をつくる予定。

壁掛けテレビの裏側はちょっとした収納スペースにし
リビングで使うものなどをサッと仕舞えるように工夫しました。

お子様が小さいこともあり、リビングダイニングはベランダ側の和室と洋室を取り込み
のびのびできる広い空間を実現。リビングの一角に遊べて寝っ転がれるスペースを確保。

大きなワンルームにすることで家族それぞれが好きな場所で多目的にくつろげ
どこにいても気配が感じられるひろびろ空間を実現できました。

施工事例
『風が通り抜ける開放的な住まい』はこちらから

笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト