COLUMNコラム
- 2025.11.25
- 空間デザイン
PLAN STORY 42『光と暮らす家。照明デザイナー夫婦が叶えた、奥行きある住まい』
照明デザイナーのご夫婦と創り上げた、LDKを中心とした住まい。
家族とともに長い時間を過ごす、居心地の良い空間を実現した事例をご紹介します。
既存平面図
長い廊下の一番奥にリビングダイニングがある、3LDKの間取り。
キッチンは壁で囲まれており、閉鎖的な印象がありました。
完成平面図
奥まっていたリビング・ダイニングと居室を組み換えて、
リビングを通って居室へ入る間取りに。
キッチンもオープンになり、広く豊かなLDK空間になりました。
Before
After
照明デザイナーのご夫婦とお子様の3人暮らし。
自分たちの思い描く暮らしを実現するために、住宅のご購入を決意。
物件探しからリノベーション工事の設計・施工まで
ワンストップでご依頼いただきました。
ご紹介したのは、都心へのアクセスのいい駅近の中古のマンション。
廊下が長く、リビングと居室との関係が希薄な間取りでしたが、
ご要望を叶えられる十分な広さとポテンシャルを持つ物件でした。
リビングの大きな梁はミラーで存在感を消し、
間接照明を組み合わせて空間を広く見せます。
リビングダイニングは居心地の良さを考慮し、
ノイズの少ないスポットライトとダウンライトで配灯。
すっきりとスタイリッシュなデザインで
主役となる食卓を美しく照らします。
オープンでリビングを見渡すことのできるキッチンは、
手元を照らすペンダント式のライン照明に電球を組み合わせました。
寝室にも間接照明を施し、柔らかな光で空間を演出しています。
既存の間取りと比べて玄関を拡張し、書斎はコンパクトに。
洗面室にはふっくらと柔らかみのある白タイルを採用。
トイレも壁に沿って間接照明を入れました。
玄関からリビングまで続く間接照明は、
廊下のラインを強調してすっきりとした印象に。
玄関に設けたベンチは、靴を履くときだけでなく、
帰宅時に物を置けるスペースとしても機能します。
外出時やお客様の来訪時には、
玄関収納横のコート掛けに上着や手荷物を置くことができます。
照明デザイナーのご夫婦とつくるLDKを中心とした住まい。
次回はFINDのデザイナーがプラン時に意識したポイントをご紹介します。
物件探しやリノベーションでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト
