COLUMNコラム

【View of FIND vol.11】キッチンを中心としたLDKの間取り解説

「View of FIND」とは?

リノベーションについて、FINDデザイナーの意見、考えをつづるコラムです。
普段どのような視点で設計を行っているか、ご紹介します。

今回は、キッチン空間に対するお客様のご要望をどのように落とし込んだか、
最終プランに至るまでのご提案内容とあわせてリノベーションのポイントを解説します。

Before

After

住み替えを機にリノベーションを検討されていたC様。
これまでは戸建てに住んでいたことから、
ちょうど良い収納量を持ち、生活をコンパクトにする空間の実現を理想としていました。

空間の主役となるのは、こだわりが詰まった造作キッチン。
料理をするときの使い心地だけでなく、
リビングダイニングへの見せ方や家具との位置関係にも考慮して空間づくりを進めていきました。

元々のキッチンは窓に向かって配置されていましたが、
開口部が小さいため外からの光が届かず、閉鎖的な印象がありました。

以前のお住まいで使っていたダイニングテーブルをリノベーション後も使うことから、
キッチンの向きとダイニングテーブルの置き方を中心に空間の使い方を考えました。
また、キッチンの配置に伴う入口から調理スペースへの動線や、
空間をスッキリと見せつつ、十分な収納量を確保する方法も
打ち合わせを重ねて検討していきました。

候補① ペニンシュラ型+パントリーへアクセスしやすく

こちらは、パントリーとリビングダイニングを開き戸で区切ったプラン。
リビングダイニングからはスッキリと見せながら収納量を確保しつつ、
リビング入口からすぐに調理スペースへアクセスできるという特徴があります。

候補② アイランド型で回遊性重視+扉内キッチン収納

こちらは、先ほどのプランよりも回遊性を重視したプラン。
パントリーをコンパクトにして、キッチン収納は扉内にまとめているという特徴があります。
壁を減らしたことによって開放感を感じられます。

候補③ ペニンシュラ型+収納をコンパクトに

こちらは、元々のキッチンの向きと同様に、
窓を正面としてペニンシュラ型キッチンを配置したプラン。
正面からの光によって、キッチン全体に明るさを感じられるようにしました。

このように、提案時には空間をイメージしやすいように3Dモデリングを使用しながら、
合計7案のキッチン配置を提案しました。

候補の中から選ばれたのは、リビング側の収納とキッチン横のパントリーを両立させた
ペニンシュラキッチンです。

キッチン横にパントリーを作ったことによって家電や冷蔵庫がリビング側から隠れ、
スッキリとした印象のキッチンとなりました。

キッチンからはリビングダイニング全体を見渡すことができ、
家具や照明が映える、開放感のあるLDK空間へと生まれ変わりました。

今回はご提案時の資料を用いて、LDKの主役となるキッチン空間の間取り解説をいたしました。
こだわりを”ちょうど良い空間”に詰め込むことで、居心地の良い空間を実現しました。

施工事例はこちらからご覧いただけます。

感覚の共鳴で叶えた、愛着ある家具が馴染む大人の住まい

物件探しやリノベーションでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト