COLUMNコラム
- 2024.03.26
- デザイン
【VIEW of FIND】猫と暮らす住まい vol.1
「VIEW of FIND」とは?
リノベーションについて、FINDデザイナーの意見、考えをつづるコラムです。
普段どのような視点で設計を行っているか、ご紹介します。
猫と暮らす住まい
今回は猫との暮らしについてお話しします。
表情豊かな猫との暮らしはリラックスできる時間です。
そんな猫との暮らしを叶えたリノベーションをご紹介します。
人間にとっての快適と猫にとっての快適な空間は違うもの。人の性格も十人十色なので、猫ちゃんもお気に入りのモノや場所は猫によって異なります。
愛猫の習性や行動を相談しながら、飼い主さんのライフスタイルもヒアリングをしてプランを決めてきます。
猫が運動できる間取り
猫と住む家づくりで良く聞かれるのが、猫の運動スペースづくりにキャットウォークを造作したいという希望。
ジャンプしたり、歩き回ったりできるキャットウォークやキャットタワーは猫にとっての運動スペース。室内猫が安心して動き回れる動線を用意できると飼い主さんも楽しく見守れますね。
人にとっては空間にリズムが生まれる棚になり、飾るものに配慮は必要ですが、ちょっとした飾り棚として使うこともできます。
猫によっては運動不足によるストレスを抱えてしまうこともあるので、気持ちよく散歩できるように心がけたいですね。
自由に行き来できる住まい
リノベをきっかけにドアをペットドアにされる方もいらっしゃいます。
ペットドアは猫が好きな時に好きなスペースへ自由に行き来することのできるドア。
猫が部屋を移動したいときに普通のドアだと、ドアを開けてほしいと鳴いたり、壁や扉を爪で引っかいて知らせたりします。
ペットドアがあれば猫もストレスなく移動することができ、ドアを閉めたままにすることが出来るので冷暖房の効率も悪くなることなく暮らせます。
猫がリラックスできる空間
猫と暮らす条件として、猫が安心してくつろげる場所を設けること大事なポイントです。
例えば、日向ぼっこのできる場所、高いところから見下ろして身を守れる場所を好み、狭い場所で身を隠せる場所も落ち着ける環境です。
猫によってリラックスできる空間も違うので猫ちゃんの喜ぶ空間になるようにインテリアをプランします。できれば1つの場所ではなく、居場所がたくさんあることで穏やかないい家になります。
愛猫との暮らしでは、猫が人とちょうど良い距離感でゆったりと時間を過ごせる居場所は大切なこと。
お互いに気ままに暮らすことの出来る空間を作ることでリラックスした姿を見ることができます。
その可愛らしい様子が更に飼い主さんの暮らしを豊かにしてくれる空間につながるのではないでしょうか。
ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト