COLUMNコラム

マンションのリフォーム相場はいくら?リアルな実例と費用内訳で徹底解説

「マンションのリフォームをしたいけど、どのくらいの予算が必要なの?」
「水回りや、フローリングをフルリフォームしたらかかる費用はどのくらい?」

このようにリフォームを検討しているも、費用感についてお悩みではないでしょうか。

本記事ではマンションのリフォームを行う際にかかる費用の相場や実際にリフォームを行った実例を金額ごとに紹介します。

また、マンションをリフォームする際の注意点も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


目次

1.マンションをフルリフォームする場合の相場

マンションのフルリフォームをお考えの際には、最初に「予算は1,000~1,500万円」と、決めて置くことがおすすめです。

マンションフルリフォームの相場価格は、広さや工事範囲、断熱材等によって、値段が変わってきますが、マンションのフルリフォーム費用は以下のようになっています。

全面リフォーム約1,000万円〜1,500万円
スケルトンリフォーム約1,500万円~2,000万円
バリアフリーリフォーム約300万円〜500万円

施行場所別の詳細なリフォーム価格については、以下で紹介していきます。

2.部分リフォームの費用目安(キッチン・浴室・トイレなど)

次に、施工場所別のマンションリフォーム費用の目安を紹介します。

・水回りのリフォーム費用
・居室のリフォーム費用
・バルコニー、ベランダのリフォーム費用
・間取り変更や収納追加の費用
・玄関・廊下のリフォーム費用
・窓・サッシのリフォーム費用
・設備交換・照明・電気工事の費用
・防音・断熱リフォーム費用

(1)水回りのリフォーム費用

水回り全体をまとめてリフォームする際の平均価格は約175万円〜300万円です。

水回りのリフォーム費用は複数箇所をまとめて依頼することで「セット割」があるリフォーム会社も多くあります。

一般的な施工場所ごとの、水回りのリフォーム費用の平均額は次の通りです。

キッチン約100万円〜150万円
浴室約80万円〜150万円
トイレ約15万円〜40万円
洗面台約20万円〜80万円

また、水回りの位置から変更したい場合は、配管・配線・内装等の様々なリフォームが必要になるため、上記より高額なリフォーム費用がかかります。

<水回りを移動した場合の費用目安>

キッチン約150万円〜200万円
浴室約150万円〜200万円
トイレ約30万円〜50万円
洗面台約50万円〜100万円

上記の価格は間取り変更も行った場合の価格です。

また、キッチン等の設備はグレードによっても金額が大幅に変わってきます。

(2)居室のリフォーム費用

居室全体のリフォーム費用の相場を、施工場所ごとに紹介します。

居室のリフォーム費用の相場はダイニング・リビングが1番高額で、玄関が1番安価です。

リビング約150万円~250万円
ダイニング約150万円~250万円
寝室約50万円〜80万円
玄関約20万円〜35万円
和室約50万円〜80万円
廊下約30万円〜50万円
洋室約50万円〜80万円
収納約30万円〜50万円
フローリング・床板約100万円~150万円

また、フローリングや、床のリフォーム費用は使用する木材や、施工方法によって金額に大幅な差があります。

例として、フローリング材では「複合フローリング」より「無垢フローリング」のほうが高価な場合が多いです。

施工方法としては、既存の床の上に新しい床材を施工する「重ね張り」よりも、床材を交換する「張り替え」のほうが高価な場合が多いです。

(3)バルコニー、ベランダのリフォーム費用

バルコニー、ベランダのリフォーム費用の相場は、約10万円〜20万円です。

マンションのバルコニー、ベランダで行えるリフォーム内容は以下のものがあります。

●手すりの交換、修繕リフォーム
●サンルーフリフォーム
●防水リフォーム
●アウトドアリフォーム

基本的に、マンションにおいてベランダは共用部分になるため、個人でリフォームを行うことはできません。

しかし、破損や経年劣化で安全性に問題がある場合は、管理組合に依頼して修繕リフォームを行うことが可能です。

また、外から見えない部分に安全性確保を目的とした手すりを設置する場合、管理組合の規約次第によっては個人でリフォームを行える場合もあります。

個人的にリフォームを行いたい場合は、管理組合や管理会社に連絡を行い、設置が可能かどうか問い合わせてみましょう。

(4)間取り変更や収納追加の費用

間取り変更では、壁の撤去・新設に加え、床や天井、クロスの補修も発生するため、トータルで100万円前後になるケースもあります。

代表的な間取り変更リフォームの費用目安は以下の通りです。

クローゼット新設約10万〜40万円
ウォークインクローゼット約30万〜80万円
ウォークスルークローゼット約30万〜150万円
造作収納約50万〜100万円

特に、近年はリモートワークの普及により、作業スペースを設ける際に防音性や通信環境などの機能を持たせることでさらに金額が高くなるケースもあります。

次に、造作収納は空間に合わせられる一方、オーダーのため高額になりやすく、後から変更しにくい点に注意が必要です。

クローゼット新設約10万〜40万円
ウォークインクローゼット約30万〜80万円
ウォークスルークローゼット約30万〜150万円
造作収納約50万〜100万円

なお、マンションは構造上、撤去できない壁(耐力壁)があるため、希望通りに間取り変更できない場合があります。

追加工事を防ぐためにも、事前に管理規約や構造を確認しておきましょう。

(5)玄関・廊下のリフォーム費用

玄関や廊下は面積が小さいものの、住まいの印象や使い勝手に大きく影響する重要な場所です。

代表的な玄関・廊下リフォームの費用目安は以下の通りです。

玄関ドア交換約50万円〜80万円
土間の拡張(既存の土間解体・床拡張)約30万円〜80万円
玄関収納の設置(靴箱など)約10万円〜40万円
廊下の床・クロス張替え約10万円〜30万円
人感センサーつきシーリングライト(照明)約1万円〜5万円

玄関や廊下では、動線の改善や収納力の向上、見た目の美化のリフォームがよく行われます。

ファミリー世帯では、アウトドア用品や子ども用グッズなどを収納できる土間スペースを新設したり、靴箱・クローゼットを整備するケースが増えています。

また、暗くなりがちな玄関や廊下は、照明の見直しや人感センサー付きライトの設置で明るく快適な空間にするリフォームも人気です。

(6)窓・サッシのリフォーム費用

暮らしの快適性を高めるために、断熱性や防音性を向上させる窓やサッシのリフォームも人気です。

代表的な窓・サッシリフォームの費用目安は以下の通りです。

内窓設置1か所あたり、約5万円〜15万円
二重サッシ1か所あたり、約8万円〜20万円
窓交換1か所あたり、約15万円〜50万円

マンションの場合、戸建てに比べ窓の数が少ないため、リフォーム費用を抑えやすい傾向があります。

ただし、マンション規約によって窓自体の交換が難しい場合もあるので注意が必要です。

その場合は、既存の窓の内側に新たに設置する内窓(二重窓)や二重サッシタイプが主流です。

また、二重サッシなどの窓リフォームでは、「先進的窓リノベ2026事業」など補助金制度を賢く活用することで、費用を抑えることも可能です。

(7)設備交換・照明・電気工事の費用

設備や電気関連のリフォームも、リフォーム費用に大きく影響するポイントです。

代表的な設備交換・照明・電気工事の費用目安は以下の通りです。

設備交換・キッチン交換:約100万円〜150万円
・バス交換:約80万円〜150万円
・トイレ交換:約15万円〜40万円
・洗面所交換:約20万円〜80万円
・給湯器交換:約15万円〜40万円
・エアコン交換:約15万円〜40万円
照明工事・約1万円〜5万円/箇所
電気工事・配線工事:約5万円〜30万円
・分電盤交換:約10万円〜30万円
・コンセント増設:約5,000円〜2万円/箇所
・スマートホーム(IoT)対応工事:約5万円〜20万円
・LAN配線・ネットワーク工事:約2万円〜10万円

近年、スマートホームの人気の高まりにより、リフォームの際にIoT対応にする家も増えていますが、初期費用が高くなるため優先順位を決めて導入することが重要です。

また、電気工事は見えない部分のために追加費用が発生しやすい項目のため、見積もり時点で詳細を確認しておくことで、予算オーバーを防ぎましょう。

スマートホームについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
スマートホームとはどんな家?メリット・デメリットと主な設備・家電を解説

(8)防音・断熱リフォーム費用

防音・断熱リフォームは日々の快適性を大きく左右する重要な工事です。

優先的に検討されることが多い一方で、施工時に解体を伴うケースが多く、費用は比較的高額になりやすい傾向があります。

代表的な防音・断熱リフォームの費用目安は以下の通りです。

防音工事・床:約50万円〜150万円
・天井:約20万円〜80万円
・壁:約30万円〜100万円
断熱工事・床:約20万円〜60万円
・壁:約30万円〜80万円
・天井(上階が屋外)は約20万円〜60万円程度

マンションの防音対策では、特に床の対策が重要です。

多くの場合、管理規約によって定められた遮音等級(L値など)の基準を満たすために、フローリングの張替えとあわせて防音性能の高い床材を採用するケースが一般的です。

また、断熱リフォームは単体でも一定の効果がありますが、より効果的な冷暖房効率の向上や結露対策として、窓(内窓)の設置と組み合わせて行われるケースも多くあります。

快適な住環境を実現するために、費用は高額になってもできるだけ防音と断熱をバランスよく取り入れることが重要です。

3.1000万円でマンションのリフォームを行った実例5選

ここでは、1000万円程で、マンションのリフォームを行った実例を紹介します。

(1)築34年をスタイリッシュにリノベーション

築34年の中古マンションを1100万円でスタイリッシュにリノベーションした実例です。

家族の時間を楽しめる住まいにしたいという要望から、回遊性のあるキッチンとLDKから家族の気配を感じられる大きなガラスの建具が印象的な空間を実現しました。

また、広々としたLDKはヴィンテージな表情と深い色合いが魅力の無垢オークフローリングがポイントです。

落ち着きのある色合いとモダンな家具を取り入れることで、スタイリッシュな印象になっています。

こだわりが満載の洗面台は、壁一面のタイルと真鍮のアクセサリーを取り入れて、洋書にでてくるようなデザインを取り入れました。

費用1100万円
築年数34年
面積
区分/間取りSRC/2LDK+WIC
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(2)大好きなインテリアが映える住まい

築17年の中古マンションを1000万円かけて、大好きなインテリアが映える住まいにリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは間取り変更を行い、暮らしの中心になる広々としたリビングダイニングを実現しました。

各居室はミニマルな空間でシンプルに構成し、大好きなインテリアが映える住まいになっています。

ナチュラル&モノトーンをベースに素材の質感が際立つ仕上がりに。

オーク材のへリンボーンを使用した床材に、設備機器にもこだわったオーダーキッチンを採用。

どこにいても家族の気配を感じる、どこよりも心地いい住まいが完成しました。

費用1000万円
築年数17年
面積73㎡
区分/間取りRC/2LDK+SIK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(3)自分達らしさを楽しむ、心地いい毎日を過ごす住まい

築43年のマンションを、1000万円かけて自分達らしさを楽しむ、心地いい毎日を過ごす住まいへとリノベーションした実例です。

ポイントは斜めに張ったチーク材のフローリング。

回遊動線が特徴のキッチンの前面部分には大好きなマンガを収納できるようになっています。

また、リビングに併設する和室は将来の子供部屋に出来るよう、室内窓を設けて家族の気配を感じれるようにデザインされています。

ワークスペースは家族全員が横1列で座れるようにレイアウトし、自分達らしさを楽しむ、心地いい毎日を過ごす住まいが完成しました。

費用1000万円
築年数43年
面積70㎡
区分/間取りRC造/1SLDK+WIC
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(4)上質なライフスタイル

築18年の中古物件を1100万円かけて大人のリノベーションをした実例です。

住まいの中心を占めているLDKにはワークスペースを併設し、ガラスの建具をもうけることで、広々とした空間を実現。

L型のオープンキッチンは、家族とのコミュニケーションをとりやすいレイアウトになっています。

また、ダイニングのアクセントウォールにはアンティークのブリックタイルを使用。

造作の水廻り空間やオリジナルで作る家具などを採用し、上質なライフスタイルをおくるための「大人な空間」を実現しました。

費用1100万円
築年数18年
面積
区分/間取りRC造/2LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(5)目指したのは、「整え過ぎない空間」

築15年の中古マンションを1000万円かけて、「整え過ぎない空間」にリノベーションした実例です。

「整え過ぎない空間にしたい」という施工主様の要望に合わせて、既存の天井を撤去して躯体(建築物の構造体)の状態をあらわにした、開放感あふれる空間を実現しました。

印象的なLDKは、キッチンとLDに分断していた壁を取り払いスペースを拡張し、オーダーキッチンを導入。

造作の建具で家族の気配を感じられる間仕切りや、高い天井に取り付けた落ち着きある照明を採用することで、居心地のいい空間が完成しました。

費用1000万円
築年数15年
面積
区分/間取りRC造/3LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

4.900万円以下でマンションのリフォームを行った実例3選

次に、900万円〜700万円以内でマンションのリフォームを行った実例3選を紹介します。

(1)美術館のようなヴィンテージマンションへ

築53年の中古マンションを850万円かけて、美術館のようなヴィンテージマンションへリノベーションした実例です。

「美術館のようなモノトーンでスッキリとした空間」をコンセプトに、広々としたLDと寝室が隣接する空間を実現しました。

会社のオフィスとしても使用しているダイニングには、こだわりのインテリアが配置されたリビングに。

寝室とリビングを間仕切るアルミフレームのガラス引き戸は、優れた機能性と高い工夫を併せ持つ、モールテックスという床材を採用しています。

物をより吟味して、丁寧に選ぶことでフラットで透明感のある空間が完成しました。

費用850万円
築年数53年
面積85㎡
区分/間取り1LDK+WIC
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(2)モダンな小上がりがある、ラフでオープンな暮らし

築40年の中古マンションを、700万円かけてラフでオープンな住まいへとリノベーションした実例です。

ポイントは、奥行きのある土間収納を設けた玄関や、対面式のアイランドカウンターを設けた使い勝手の良いキッチン。

室内サッシと、程よくプライベートな空間を確保した寝室には、こだわりを詰め込んだ住まいになっています。

また、LDKの一部として使用できるオープンな小上がりには、室内サッシやデザイン襖などで、モダンな和室にすることで、住まい全体の良いアクセントになりました。

押入れと合わせると、この和室全体が収納を兼ねる機能的な間取りプランになりました。

費用700万円
築年数40年
面積66㎡
区分/間取り2LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(3)間取り変更で1LDKから1LDK+WICに

築46年の中古マンションを850万円かけて、センスよく素敵な空間にリノベーションした実例です。

ライフスタイルの変化により、1LDKから1LDK+WICに間取り変更を行いました。

ポイントはLDKにある、リビングを広く取ることが出来る壁付けのI型キッチン。元々のキッチンスペースには、ワークスペースを併設しました。

キッズスペースを兼ねているサンルームは空間にメリハリを作るため創作家具工房FIXの室内パーテーションを採用。

LDKに3つのガラスの間仕切りを作ることで、緩やかに仕切りながら家族のつながりを感じられる空間になっています。

また、白を基調にした室内は、床材にはオーク材のフレンチヘリンボーンを採用、サニタリーはアクセントの輸入クロスで個性をプラスしています。

費用850万円
築年数46年
面積67㎡
区分/間取りRC造/1LDK+WIC
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

5.500万円以下でマンションをリフォームした実例3選

ここでは500万円以下でマンションをリフォームした実例3選を紹介します。

(1)木の風合いと白を基調に、みんなが楽しく過ごせる住まい

中古マンションを500万円かけて、木の風合いと白を基調にした、みんなが楽しく過ごせる住まいへとリノベーションした実例です。

まず、予算とのバランスを考えながら、今まで壁付けだったキッチンをL型の対面型にレイアウトを変更しました。

木のやさしい風合いと白を基調にした空間になるように、ポイントでカラーを入れながら、大好きなインテリアが映える空間を実現。

「みんなで料理がしたい」というコンセプトのもとつくりあげたキッチンは、リビングとの兼ね合いで寸法を何度も検討しながら、見せる収納と隠す収納で納得のいくスペースに仕上がりました。

子供が遊べる和室には遊び心のある壁紙を採用することで、内装上手なリノベーションが完成しました。

費用500万円
築年数
面積
区分/間取りRC造/3LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(2)ヘリンボーン、タイル、自分たちらしい空間

中古マンションを450万円かけて、ヘリンボーンの床とタイル、造作建具が印象的な室内にリノベーションした実例です。

ポイントは開放感のある対面キッチン。

ガラスのパーティションやアイストップになるタイルを採用し、自分たちらしい空間になっています。

エントランスと洋室の壁には人気の明かりとり窓を配置し、以前は暗かった廊下も明るい空間に変更しました。

収納も見せる収納と既製品のものを組み合わせて今の暮らしを楽しむ仕様になっています。

白を基調に木とタイルの質感が空間を優しく演出している住まいが完成しました。

費用450万円
築年数
面積
区分/間取りRC造/2LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

(3)こだわりのキッチンを中心に、遊び心あふれる空間

築9年のマンションを450万円かけて、こだわりのキッチンを中心にした、遊び心あふれる空間にリノベーションした実例です。

ポイントは以前の独立したキッチンから、開放的な対面スタイルへ変更したキッチンスペース。

クリエーターのご夫婦は、LDはもちろんキッチンとそのまわりのインテリアのテイストにもこだわりがたっぷり詰まっています。

主役となるステンレスのカウンターが印象的なトーヨーキッチンを中心に、躯体(建築物の構造体)むき出しの天井やオーク材の無垢フローリング、ブリックタイル、足場板等、素材の温もりや温度差を巧みに操り、遊び心満載の空間が出来上がりました。

費用450万円
築年数
面積
区分/間取りRC造/3LDK
【ご注意】掲載されている施工金額は、施工当時の価格(2021年)に基づいております。現在は、原材料費や物流コストの高騰により、同条件の工事でも価格が異なる場合がございます。最新の概算費用については、お気軽にお問い合わせください。

6.マンションのリフォーム費用を抑える4つのポイント

マンションリフォームは、工事範囲や工事内容、設備の選び方によって費用が大きく変わります。

 満足のいくリフォームを実現するためには、メリハリのある計画が欠かせません。

そこで、 ここでは無理なくコストを抑えながら、満足度の高いリフォームを実現するための4つのポイントを紹介します。

・素材・設備の選び方で費用をコントロールする
・工事範囲を明確にして無駄を減らす
・施工業者の選び方で費用と品質を両立する
・追加費用のリスクを事前に管理する

(1)素材・設備の選び方で費用をコントロールする

マンションリフォーム費用を抑えるには、素材や設備の選び方を工夫するのがおすすめです。

たとえば、同じキッチンでもメーカーや仕様・オプションによって数十万円以上の差が出ることがあります。

素材や設備選びで費用を調整する方法として、以下の方法が挙げられます。

・サイズ変更を避けて既存寸法に合わせる
・型落ちモデルや在庫品を選ぶ
・複数箇所で同じメーカー・シリーズを統一する
・グレード・オプションを最小限にする
・部分交換や補修で対応する

特に、サイズ変更を伴う工事は費用が大きくなりやすいため、既存の寸法を活かすことで無駄なコストを抑えることができます。

加えて、メーカーやシリーズを統一すると割引を受けられたり、部材や施工の効率が上がって結果的に費用を抑えられることもあります。

設備や場所ごとに優先順位をつけ、こだわりたい部分とコストを抑える部分にメリハリをつけることでコストを抑えながら満足度の高いリフォームを実現しやすくなります

(2)工事範囲を明確にして無駄を減らす

リフォーム費用を抑えるには、工事範囲を事前に整理しておくことが重要です。

工事範囲を曖昧にしたまま進めてしまうと、打ち合わせの際に「ついでにここも」と内容が広がり、結果的に費用が膨らんでしまうケースが少なくありません。

そのため、施工業者との打ち合わせ前に家族で十分に話し合い、優先順位を明確にして工事範囲を絞っておくことが重要です。

また、「必ず行いたい工事」と「余裕があれば検討する工事」に分けておくことで、見積もりや打ち合わせの段階でも調整しやすくなります。

工事範囲が明確になることで、不要な追加工事や仕様変更を防ぐことができます。

(3)施工業者の選び方で費用と品質を両立する

マンションのリフォーム費用を抑えるには、施工業者選びも重要なポイントです。

同じ工事内容でも業者によって見積もり金額や提案内容は大きく異なり、数十万円以上の差が出ることも珍しくありません。

ただし、費用の安さだけで選ぶと、施工不良や追加費用が発生するリスクがあり、かえってコストが増えてしまうケースもあります。

業者を選ぶ際は、以下の点をチェックしておくと安心です。

・複数社から見積もりを取り比較する
・施工実績や事例をチェックする
・担当者の対応や提案内容を比較する

こうしたポイントを踏まえて比較することで、価格だけでなく品質面も含めて納得できる業者を選びやすくなります。

費用と品質のバランスがとれた業者を選ぶことが、結果的に無駄なコストを防ぐことにつながります。

(4)追加費用のリスクを事前に管理する

マンションのリフォーム費用を抑えるには、追加費用が発生しないよう事前に対策しておくことが重要です。

追加費用のリスクを抑えるためには、以下の方法が有効です。

・事前調査をしっかり行う
・見積もりの段階で工事に何が含まれているかを確認しておく
・追加費用が発生する可能性の説明を受けておく
・契約時に追加費用の発生条件を明確にしておく

特に築年数が古いマンションでは、解体後に下地の劣化や配管の不具合が見つかるなど想定外の追加工事が発生しやすいため注意が必要です。

そのため、予期せぬ費用に対応できるように総額の5〜10%程度の予備費をあらかじめ用意しておくと安心です。

7.マンションをリフォームする際の5つの注意点

ここでは、マンションをリフォームする際の注意点を3つ紹介します。

マンションのリフォームをお考えの際は、下記3つを事前に確認しておくようにしましょう。

・マンションでできないリフォームを確認する
・住宅の構造に注意する
・管理組合への申請と近隣住民への配慮をする
・見積もり内容をしっかりチェックする
・信頼できる施工業者を選ぶ

(1)マンションでできないリフォームを確認する

上記でも少し説明しましたが、マンションにはリフォームを行えない部分があります。

マンションは、マンション法によって、建物の区分が2つに分かれています。

専有部分:主に居室内。個人の所有権が確立されている部分でリフォームが可能。
共有部分:エントランスや階段、廊下など。マンションの所有者全員が所有権を持つ部分。

基本的に、マンション内でリフォームできるのは個人の所有権がある「専有部分」のみとなりますので、その他共有部分のリフォームは行うことができません。

また、リフォーム可能な空間は、玄関内からベランダの手前の部屋内部までとなっています。

(2)住宅の構造に注意する

マンションの構造は2種類あり、リフォームする際に間取り変更等を行えない構造の物件もありますので、注意が必要です。

ラーメン構造:
壁を取り外すことが可能なため、間取り変更が自由に行える構造。梁や柱は取り除けないので、梁や柱が室内に残ってしまう可能性あり。

壁式構造:
壁を取り除くことができないので、間取り変更が行えない場合が多い。耐力壁で厚みがある構造のため、遮音性や防音性に優れている物件。

マンションのリフォームで、間取り変更をお考えの場合には、ラーメン構造の物件を選択するほうがおすすめといえます。

しかし、ラーメン構造の物件だと、広々としたLDにしたい場合に梁や柱を取り除けないこともありますので、事前に確認しておきましょう。

(3)管理組合への申請と近隣住民への配慮をする

マンションのリフォームを行う際には、管理組合への申請と近隣住民へのお断りを事前に行っておきましょう。

マンションのリフォームが始まると、リフォーム業者や多数の職人、設備関連のスタッフ等の出入りがあるので、事前に管理組合に連絡しておくことによってスムーズに工事を始められます。

また、日中は工事で発生する騒音がご近所に聞こえてしまうため、必ず両横、上、下の近隣住人に説明と挨拶を済ませておくことがおすすめです。

さらに、近隣住人への挨拶の際には、「もし何か気になることがありましたら、お気軽に言ってくださいね」等と一言伝えておくことで、その後のトラブルを回避することにも繋がります。

マンションのリフォームはお互い様な部分も多いですが、今後も長くお付き合いをする関係になることが予想されますので、事前に伝えておくことを心がけましょう。

(4)見積もり内容をしっかりチェックする

マンションのリフォームでは、見積もり内容を細かく確認することが非常に重要です。

見積書は単に費用を把握するためのものではなく、工事内容や含まれる作業、材料費や施工費、設備のグレードなどを確認するための重要な資料です。

特に「一式」「その他」などまとめて記載されている項目は、どこまでの作業が含まれているか分かりにくいため、注意が必要です。

たとえば、現地の状況によって電気工事や配管工事で追加作業が必要になったり、見積もりに含まれていると思っていた工事が別途扱いになり、追加費用が発生することがあります。

また、見積もりは1社だけでなく複数の業者から相見積もりを取って費用の相場感を把握しておきましょう。

リフォームの見積もりについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
リノベーションの見積もりで失敗しない!確認ポイントと注意点を解説

(5)信頼できる施工業者を選ぶ

マンションリフォームでは、信頼できる施工業者を選ぶことが満足のいくリフォームを実現するために非常に重要なポイントです。

最終的にリフォームの仕上がりや住み心地の満足度、安心感を左右するのは施工業者の技術力や対応力です。

信頼できる業者選びのチェックポイントは以下の7つです。

・リフォーム実績が豊富
・担当者が話しやすい
・コミュニケーションを取りやすい 
・こちらの意図を汲んだ多彩な提案力がある
・会社や自宅から近い
・必要な資格・登録をしている
・保証やアフターフォローが充実している

特にマンションは規約や近隣配慮など特有の注意点が多いため、マンションリフォームの施工経験が豊富な業者を選ぶことで安心してリフォームを進められます。

施工業者選びについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
リノベーションはどこに相談すればいい?会社の選び方や注意点を解説

8.マンションのリフォームで使える補助金、助成金と減税制度

最後にマンションのリフォームで使える補助金、助成金と減税制度について紹介します。

2026年度も、省エネリフォームを対象とした補助金制度が国主導で実施される可能性があります。

例年は「住宅省エネキャンペーン」といった枠組みで、複数の補助事業が展開されています

住宅省エネ2026キャンペーンみらいエコ住宅2026事業:40~100万円/戸
先進的窓リノベ2026事業:費用の約1/2相当(上限最大200万円/戸)
給湯省エネ2026事業:約7万~20万円/台(機種・性能により変動)
賃貸集合給湯省エネ2026事業:約5万~7万円/台(条件により加算あり)
既存住宅における断熱リフォーム支援事業・一戸建て住宅:最大120万円/戸・集合住宅:15または20万円/戸
長期優良住宅化リフォーム推進事業・最大約120万円/戸(条件により変動)
介護保険制度・支給限度額20万円・介護保険の自己負担割合に応じて支給額は異なる

補助金・助成金は人気が高く、申し込みが多いと早めに締め切られるため、早めの契約・工事が必要です。

また、上記で紹介した国の補助金の他にも、お住まいの市町村によって独自に補助金制度を設けている場合もあるので、 併せて利用することで費用負担を減らすことが可能です。

次に、マンションのリフォームの際に使用できる、減税制度について紹介します。

住宅ローン減税・控除額:年末時点のローン残高 × 所定割合(例:約0.7%/年)
・最大400万円
ローン型減税(住宅ローン減税の条件に満たない場合)・最大62.5万円
投資型減税(住宅ローン減税・ローン型減税の対象外となる工事)・バリアフリーリフォーム:約20万円
・耐震・省エネ・長期優良住宅化など:約20〜25万円程度
固定資産税耐震、省エネ、バリアフリーリフォームで固定資産税を減税することが可能

減税額は所得状況やローン残高、工事内容に応じて変わります。

また、税制は毎年見直されることがあるため、最新の情報を国税庁や税務署の公式サイトで確認しましょう。

後から使える補助金や減税制度に気づいて悔しい思いをしないためにも、事前に市役所や施工業者に問い合わせてみるのがおすすめです。

まとめ:マンションのリフォームはFINDへ!

上記で紹介した、金額別のリフォーム実例11選は全てFINDで行った物件です。

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笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト