COLUMNコラム
- 2023.04.18
- 空間デザイン
PLAN STORY 26『海外アパルトマンのような雰囲気と心地よさを実現した住まい』後編

築60年を超える都内にある連棟式のタウンハウスにインスピレーションを感じ、購入に踏み切ったK様。
前編では1階をご紹介いたしました。
後編では2階と、併設されているお花屋さんについてご紹介します。
既存平面図

完成平面図

After

2階に上がると、そこは明るいアトリエのような大空間。
二部屋に分かれていた和室を一部屋にまとめ、広がりのある空間に。
畳を撤去した床はあえてそのまま段差を付けることによって、空間に立体感が生まれます。

モルタルの床と壁、配置された家具や植物が素材をリンクさせることで一体感をもたらします。
モルタルのマットな質感にもかかわらず、たっぷりの光がアトリエを優しく包み込みます。

表情に深みのある、既存の窓枠はそのまま利用。
古さと新しさを組み合わせ、経年変化を活かしたデザインになっています。


ご自宅の一部を店舗にしてお花屋さん「germer」へ。
オーダーアレンジメントの製作やフラワーレッスンを行う奥様によって
素敵な空間に仕上がっています。

アパルトマンのような雰囲気と心地よさを実現した住まいは
海外のデザイナーズ家具やアンティーク家具が映える、
好きなモノに囲まれた暮らしを実現した空間に仕上がりました。

笠原 圭一郎
ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト