COLUMNコラム
- 2025.10.31
- 空間デザイン
PLAN STORY 41『リノベーションで叶えた、光と心地よさのある住まい』
 
                長年住み続けるなかで、時間が経つにつれて
現況と「理想の暮らし」との差が気になるようになったT様邸。
理想との差を取り除きながら、暮らしに豊かさをもたらす工夫を取り入れました。
既存平面図
 
  3LDK+サービスルームの既存間取り。
細切れの洋室の影響で全体的に薄暗い印象がありました。
完成平面図
 
  LDKと洋室を一体的に改修し、2LDKの間取りに変更。
細切れの洋室も大きな一つの空間として生まれ変わったことで
空間全体が明るい印象になりました。
ご要望を叶えた心地よさと機能性を兼ね備えた住空間に。                        
Before
 
   
  After
 
  キッチンの天井はあえて高さを下げ、フラットにすることで
スッキリとした印象としました。
LDKには、開口部から十分な光を取り入れることができ、
明るい床材やクロスの色合いによって、空間全体に明るさが広がります。
 
  キッチンのレイアウトを大きく見直し、壁付のL型配置に変更することで広々と使いやすい形に。
キッチン中央にはフルオーダーのカウンターを設置し、
シーンに合わせて活用できる多機能スペースとして利用できます。
 
  メーカー既製品のドアノブや取手を交換し、照明材と合わせた真鍮に。
時間と共に味わいが深まる真鍮の質感と、部分的に素材を変えることで
空間に新しい彩りと統一感を出しています。
 
   
  玄関と廊下の幅を広げ、LDKや洋室とガラス窓でつながることで、
閉鎖感はなくなり、光が届く明るい空間になりました。
廊下とつながる採光窓は選び抜いた色〈モスグリーン〉を塗装し、
お部屋のアクセントに。冬は夕方までリビングの光が差し込みます。
 
  全体的に設備を一新し、使い勝手が向上。
浴室はお部屋の雰囲気に合わせた柔らかいグレージュで統一。
ダウンライトやオーバーヘッドシャワーを取り入れ、
ホテルライクな癒しの空間に。
 
  洗面台前の壁面にはタイルを彩り、機能性と美しさを兼ね備えた空間としました。
清潔感がでるように白色のクロスを採用し、掃除がしやすいようにタンクレストイレを採用。
 
  住まいの悩みを一つ一つ丁寧に解消しながら、
心地よさと機能性を兼ね備えた住空間が完成し、
光と質感に満ちた上質な住まい空間を実現することができました。
リノベーションで叶えた、光と心地よさのある住まい
物件探しやリノベーションでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
 
                ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者
                  
