COLUMNコラム

住み替えを選ぶ理由4選!メリット・デメリット・成功のポイントを解説


「家の住みやすさや住宅ローン・維持費が不満だけどどうしたらいい?」
「住み替えのメリットやデメリット、うまく進めるコツを知りたい」

このような疑問やお悩みをお持ちではありませんか?

住み替えはライフステージや将来設計に合わせてより快適で暮らしやすい住まいを手に入れられる有効な方法です。

しかし、注意すべき点も多く、計画やタイミングを間違えると思わぬ費用や手間がかかってしまうこともあります。

この記事では、住み替えを選ぶ主な理由やメリット・デメリット、そして成功させるためのポイントをわかりやすく解説します。

これから住み替えを検討している方だけでなく、今の家をどうするか迷っている方もぜひ参考にしてみてください。


目次

1.住み替えを選ぶ理由4選

今の生活に合う住まいを求めて住み替えを検討する人が増える傾向にあります。

国土交通省による調査では、現在の住まいについて「できれば住み替えたい」と回答した世帯の割合は約20%、最近5年間に住み替えを行った世帯の割合は約15% に上っています。(出典:国土交通省 令和5年住生活総合調査REDS

多くの人がどんなきっかけで住み替えを考えるのか、その主な理由を見ていきましょう。

・ 家族構成の変化
・ライフステージの変化
・現在の住まいや環境への不満
・継続して発生する経済的負担増

(1)家族構成の変化

結婚や出産、子どもの成長・独立、親との同居や介護など、家族構成の変化は住まいを見直す大きなきっかけになります。

こどもが成長して個室が必要になるなど家族のかたちが変わるたびに、暮らしに必要な家の広さや間取り、環境も少しずつ変わっていきます。

家族構成の増減に合わせて、今の自分たちの暮らしにちょうどいい広さや間取り、立地を求めて住み替えを検討する人が増えています。

(2)ライフステージの変化

ライフステージの変化も住み替えを検討する大きな理由の1つです。

たとえば、子供の進学を前に教育環境の整った地域へ引っ越すケースや、高齢になったために利便性の高い場所へ引っ越すケース、転勤・転職による生活環境の変化に合わせて引っ越すケースも多いです。

快適で安心できる暮らしを手に入れるため、人生の節目ごとに変化するニーズに合わせて住み替えをする人も少なくありません。

(3)現在の住まいや環境への不満

住み替えを検討する理由として、現在の住まいに対する不満や、生活環境や立地などを挙げる人も多いです。

ドアを開けるたびにガタつくなど建物の経年劣化による老朽化や設備の使いにくさ、周辺地域の高齢化・過疎化、交通アクセスやインフラの悪化も、住み替えを考える大きな要因となります。

(4)継続して発生する経済的負担増(マンションの場合)

マンションの場合、固定費が負担となって住み替えを考える人も多いです。

マンションは、購入費用に加え、固定費(駐車場代・管理費・修繕積立金など)が毎月発生し、さらに長く住むほど値上がりする可能性が高いといわれています。

さらに、大規模修繕の際には一時的に高額な支払いが必要になることもあります。

住宅ローンに加えてこれらの負担が重くなる、より固定費や修繕リスクの少ない物件への住み替えを検討するケースも多いです。

2.住み替えのメリット

自分たちに必要な住まいを見直し、住み替えをすることでさまざまなメリットが得られます

どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

・ライフステージに合わせた間取り・環境の最適化ができる
・必要経費・維持費の最適化ができる
・安全性・健康面に対応できる
・資産の有効活用ができる

(1)ライフステージに合わせた間取り・環境の最適化ができる

住み替えは、ライフステージによって変化する必要な間取りや環境を簡単に手に入れることができる方法の一つです。

たとえば、子育て期には子どもの成長や学区・通学環境を重視した住まいが必要であり、高齢期には段差の少ないバリアフリー住宅や利便性の高い生活環境に住まいが必要となるなど、世代によって優先度は変化します。

住み替えを活用することで、ライフステージに応じた快適で安心な暮らしを無理なく実現することができます。

(2)必要経費・維持費の最適化ができる

住み替えによって、日々の家賃や管理費などの費用を削減できます。

たとえば、古い住宅や大規模マンションでは修繕費や管理費などの固定費が家計を圧迫するケースも少なくありません。

また、二人暮らしには広すぎる住宅など家族構成に合わない物件は、固定資産税や光熱費が無駄にかかってしまいます。

維持費の低い物件や家族構成に合ったサイズの物件に住み替えることで、経済的な負担を減らし、住まいのコストの効率的な管理が可能です。

(3)安全性・健康面に対応できる

住み替えをすることで、防災性や耐震性への不安を解消し安全に暮らすことができます

地盤が緩いエリアや崖近いエリア、海抜が低いエリアなど立地に不安がある場合や建物の構造に不安がある場合、住み替えで災害リスクの低いエリアや最新の耐震基準を満たした建物や暮らせるため、より安全に生活できます。

また、高断熱やバリアフリー設計など健康面を考慮した住まいや、病院やドラッグストアなど必要なお店が多いエリアにある住まいに住み替えることで、長く安心して暮らせる環境を整えられます。

(4)資産の有効活用ができる

住み替えは、現在の住宅や土地を売却・賃貸に出すことで上手に資産を活かし、暮らしの選択肢を広げられるというメリットもあります。

たとえば、今の家や土地を売却して現金化することで新しい住まいの購入費や老後資金に充てることができ、売らずに賃貸に出すことで家賃収入という形で資産を生かすことも可能です。

3.住み替えのデメリット

住み替えには多くのメリットがありますが、一方で費用や手間、タイミングなどの注意点もあります。

ここでは、住み替えを検討する際に知っておきたい主なデメリットを整理します。

・費用がかかる
・手続き・調整の手間がかかる
・ダブルローンのリスクがある
・タイミングの見極めが難しい

(1)費用がかかる

住み替えには、旧居の売却や新居の購入、さらに引っ越し費用や不動産会社への仲介手数料や登記費用などさまざまな費用が発生します。

旧居の売却に関連する費用・売却に伴うリフォームや修繕費
・売却時の譲渡所得税(場合による)
・不動産会社への仲介手数料 など
新居の購入に関連する費用・物件価格や自治会費などの諸費用
・登記費用(所有権移転登記、抵当権設定登記など)
・印紙税
・不動産会社への仲介手数料 など
引っ越し費用・引っ越し業者への費用
・荷物の梱包資材費 など
住宅ローン関連費用・事務手数料
・保険料(火災保険・団体信用生命保険など)
・ローン保証料 など
その他不動産取得税
・引っ越しに伴う公共料金の移転手続きや初期費用 など

総額でどれくらいの費用が必要になるかあらかじめ確認しておくことが重要です。

(2)手続き・調整の手間がかかる

住み替えは「住まいを変える」ことに伴う生活全体の住所・契約・支払いの手続きをし直す必要があります。

【住み替えの際に必要な主な手続き】
・旧居の売却または賃貸の手続き
・新居の購入契約や各種手続き
・住宅ローンの手続き
・引っ越し業者とのやり取り
・行政関連の届け出(住民票、印鑑登録、子どもの学校など)
・住所変更手続き(銀行、クレジットカードなど)
・公共サービスやインフラの契約・手続き(電気・ガス・水道・インターネットなど)

スケジュール管理や各種契約のタイミングの調整も必要となるため、効率よく進められるよう事前の計画が重要です。

(3)ダブルローンのリスクがある

新居の購入と旧居のローン返済が重なる場合、ダブルローン状態となることがあります。

特に売却が思うように進まない場合は、返済負担が一時的に大きくなるリスクがあるため計画的に進めるようにしましょう。

(4)タイミングの見極めが難しい

売却や購入のタイミングを誤ると価格や条件が不利になることがあります。

また、引っ越しシーズンでは新居への移動がスムーズに進まなかったり、引っ越し費用が高くなることもあります。

金利の動向や不動産市場の動き、家族のライフプランも考慮しながら、最適なタイミングを見極めることが大切です。

4.住み替えを成功させる5つのポイント

住み替えは、単なる「家の買い替え」ではなく、生活基盤や生活そのものを大きく変えるイベントです。

計画や準備が不十分なまま進めると、費用や手間、ストレスが予想以上にかかることもあります。

そこで、住み替えをスムーズに成功させるための次の5つのポイントを押さえておくことが重要です。

・希望・条件を整理する
・住み替えに必要な費用の確認と情報収集
・余裕を持った資金計画・予算を決める
・タイミングを見極める
・専門家に相談する

(1)希望・条件を整理する

住み替えは、今の暮らしだけでなく、家族構成の変化やライフステージを踏まえて、10年後、20年後の生活を見据えて選ぶことが重要です。

子どもの独立や親の同居などの家族構成の変化や年齢に伴う生活スタイルの変化により、自分たちにフィットする家も変化するためです。

さらに、住み替えには時間や費用がかかるため、一度で長く暮らせる住まいを検討することが重要です。

まずは必須条件と希望条件を整理し、優先順位をつけることで、現実的な選択肢を絞り込みやすくなります。

(2)住み替えに必要な費用の確認と情報収集

住み替えにかかる費用を正確に把握することも、成功のために欠かせないポイントです。

まず、旧居の住宅ローン残債や固定資産税、管理費といったランニングコストの確認しておきましょう。

次に、売却や賃貸の現実的な金額を知るために、旧居の売却相場や評価額を相見積サイトや不動産会社で情報収集することも重要です。

さらに、引っ越し費用や登記費用、新居の購入に伴う不動産会社への仲介手数料など、各種諸費用の把握も忘れずに行いましょう。

(3)余裕を持った資金計画・予算を決める

住み替えでは、想定外の出来事や出費にも対応できるように余裕を持った資金計画が重要です。

思うように旧居が売れない場合や思ったよりも売却価格が低かった場合、気に入った新居が見つからない場合など予期せぬ事態が起こる可能性もあります。

そのため、利用可能な住宅ローンや住み替えローン、国や自治体の補助金や税制優遇などの制度も考慮しながら、無理のない予算を設定しましょう。

また、売却と購入をスムーズに進めるために、不動産会社の買取保証や金融機関のつなぎ融資なども活用するのがおすすめです。

(4)タイミングを見極める

売却と購入のタイミングを可能な限り合わせることも成功の大きなポイントです。

売却や購入のタイミングを誤ると、仮住まいが必要になったり、一時的に旧居と新居の住宅ローンを同時に抱えるダブルローン状態になるリスクが高くなります。

スムーズに移行できるようタイミングを調整しましょう。

なお、住み替えのタイミングについて、さらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
マンション住み替えのベストタイミングは?チェックポイントと成功のコツ

(5)専門家に相談する

住み替えは、事前の情報収集やタイミングの見極め、資金計画、各種の届け出や手続きなどやるべきことが多くあります。

思わぬトラブルや損失を防ぐために、わからないことがあれば早めに不動産会社や金融機関、司法書士や税理士などの専門家に相談しましょう。

専門家の知識や経験をうまく活用することで、リスクを最小限に抑え、理想の住み替えを実現できます。

5.住み替えではなくリノベーション・リフォームという選択も

住み替えの他にも、現状よりもより自分に合った住まいを手に入れる方法として現在の住まいに手を加えて活かすリノベーション・リフォームという手段もあります

リノベーション・リフォームは、どちらも現在の住まいをより暮らしやすく快適な環境にする方法です。

リノベーション・リフォームは計画立案や工事など手間や時間がかかりますが、住み替えに比べてトータルの費用を抑えられる可能性があります。

それぞれの特徴やおすすめの人を見てみましょう。

住み替えリノベーションリフォーム
定義旧居を売却・賃貸にし、新居を購入現状の住まいの機能や快適性の向上現状の住まいで劣化した部分の修理・原状回復
期間売却+購入に必要な期間(数か月〜半年以上)工事規模に応じて数週間〜数か月比較的短期間(数日〜数週間)
手間・労力売却準備・物件探し・物件購入・ローン・引っ越し手続きなど多いプラン計画・施工業者選択などリフォームよりも手間は多いプラン計画・施工業者選択など比較的簡単
費用・旧居の売却+新居の購入費用
・場合によっては仮住まいの費用が必要
・規模による(リフォームより高額)
・場合によっては仮住まいの費用が必要
・規模による(比較的少額)
おすすめな人立地や環境を一新し、住まいや暮らしを最適化したい人・今の住まいに不満がない人
・立地や環境に不満がない人
・デザインや間取り、機能や性能をよりよいものに変えたい人
・今の住まいに大きな不満がない人
・立地や環境に不満がない人
・古くなった部分を修理・交換して原状回復したい人

自分たちのライフステージや将来の計画、予算に合わせて、どの選択肢が最適かをじっくり検討しましょう。

住み替えとリノベーションについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
新築とリノベーション、費用はどっちが安い?徹底比較で違いを解説

住み替えのご相談もFINDにおまかせください

住み替えは、家族がより心地よく暮らせる環境を手に入れるための大きなチャンスです。

住み替えをスムーズに進めるには、信頼できる不動産会社や建築会社などの専門家の力を借りることが重要です。

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