COLUMNコラム

Designer’s File 5

造作洗面台

こんにちは。
FINDの設計担当の海老澤です。

今回の【Designer’s File】は造作洗面台についてです。

物が多くなりがちな洗面スペースは衛生面だけでなく、見た目にも美しく見せることが大切です。造作洗面台ならば、家族の暮らしに合わせて、デザイン性と機能性を自由にカスタマイズすることが可能です。

カウンター、ボウル、水栓、とお好みのものを組み合わせて世界でひとつのオリジナル洗面台を作ってみてはいかがでしょうか。

ここでは代表的な3つの洗面スタイルについてご紹介いたします。

ベッセルタイプ

洗面ボウルをカウンターに据え置くスタイルは「ベッセル型」と呼ばれています。
洗面ボウルのフォルムが活かせるので、ボウルのデザイン自体が洗面室のアクセントとなり空間を演出していきます。ホテルライクな空間などによく使用されているスタイルです。

オーバーカウンタータイプ

カウンターに対して洗面ボウルを落としこむ形で取り付けるオーバーカウンタータイプは
洗面ボウルのフレームとカウンターの素材のバランスも楽しむことができ
フレームのデザインによっては、クラシック~モダンスタイルまで様々な雰囲気を演出することが可能です。
一般的な洗面ボウルではなく、病院用の実験用シンクを洗面ボウル代わりに使用するのも人気のスタイルです。

アンダーカウンタータイプ

カウンター下に洗面ボウルを取り付けるアンダーカウンタータイプは
見た目がすっきりするため、クールでスタイリッシュな洗面台を演出することができます。カウンターと洗面ボウルに段差が生じないため、水仕舞いがよくお手入れしやすい点も特徴です

また、ボウルと合わせて検討したいのがカウンターの素材です。

どのようなスタイルにも合わせやすくコスト的にも取り入れやすい集成材
お手入れがしやすく、高級感も演出できる人工大理石
海外ドラマに出てくるようなタイル貼カウンター
ラフな表情の中にもこだわりを感じさせるモルタルカウンターなど

カウンターに使用する素材も実現したい空間のイメージに合わせてチョイスしていきましょう。
また、扉付収納や引き出しにもこだわりたい方は、家具のように作る造作収納タイプの洗面台がおススメです。

海老澤 知絵

ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者