COLUMNコラム

戸建てのリフォーム費用相場は?補助金や減税制度についても徹底解説!

「戸建てのリフォームにはいくらぐらいかかる?」
「戸建てのリフォーム工事にかかる期間は?」

戸建てのリフォームを検討している方の中には、このような疑問を持っている方も多いでしょう。戸建てをリフォームすることで、新築よりも安い費用で綺麗な家に住めるといったメリットがあります。

この記事では、戸建てのリフォーム費用相場を部分的なリフォームと全面リフォームに分けて詳しく紹介します。戸建てをリフォームする際に使える補助金や減税制度も紹介するので、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。


目次

1.戸建てのリフォームの費用相場

戸建てをリフォームする際の費用相場を紹介します。

●部分的なリフォームの費用相場
●全面リフォームの費用相場

上記の2つの費用相場について詳しく解説します。

(1)部分的なリフォームの費用相場

まずは部分的なリフォームの費用相場について紹介します。
ここでは下記の3パターンのリフォームを行った場合にいくらぐらいかかるのか解説します。

●キッチンや浴室などの水回り
●リビングや各部屋などの居室
●外壁などの外回り

それぞれの費用相場を紹介します。

1:キッチンや浴室などの水回り

キッチンや浴室などの水回りは、毎日使うので経年劣化により故障・損傷しやすい場所です。

水回りを全面リフォームすると、約175万円〜300万円ほどかかります。

水回りのリフォームの費用相場を下記の表にまとめました。

リフォーム場所費用相場工事期間
キッチン約50万円〜120万円1週間前後
浴室約60万円〜120万円1週間前後
トイレ約14万円〜32万円約1日
洗面所約20万円〜80万円約1日

キッチンや浴室のリフォームは費用も高めで工事期間も少し長いです。

トイレ・洗面所だと50万円以内に収まることが多く、工事期間も1日と短いです。

キッチンのリフォームの場合、キッチンの入れ替えだけでなく、壁付きキッチンからカウンターキッチンに変更する場合は、追加で約80万円〜150万円の費用がかかります。

水回りのリフォームは、10〜20年ほどで行うことが推奨されています。

2:リビングや各部屋などの居室

リビングや部屋のリフォームを行う際の費用相場は、200万円前後です。

居室のリフォーム費用相場を下記の表にまとめました。

リフォーム場所費用相場
リビング約60万円~120万円
玄関約10万円〜20万円
和室から洋室へ変更約25〜100万円

他の部屋と繋げてリビングを広くするリフォームの場合は、1000万円近くかかる場合もあります。

他にもフローリングの張り替えは1畳あたり1〜6万円、壁紙の張り替えは800〜1,500円/㎡ほどが費用相場です。

間取りを変更する場合、間仕切り壁の撤去に7〜23万円、間仕切り壁の設置に8〜25万円ほどかかります。

内装のフルリフォームを行う場合の費用相場は、500万円前後です。

3:外壁などの外回り

外壁や屋根のリフォーム費用相場は、外壁塗装が60〜100万円、屋根塗装が30〜60万円です。

外壁の張り替えの場合は150〜200万円、重ね張りは100〜150万円かかります。

屋根の葺き替え・重ね張りの費用相場は、100〜250万円ほどです。

外壁や屋根のリフォームは10〜20年で行うのがおすすめです。

外回りの工事にかかる期間は1週間前後で、天候に影響されるので長くなる場合もあります。

また、外壁や屋根の工事では足場が必要なので、足場の設置費用が別途15万円前後必要です。

外壁と屋根を別々にリフォームすると、それぞれ足場設置費用がかかるので、まとめて行うことで費用を少しでも安く抑えられます。

(2)全面リフォームの費用相場

全面リフォーム(リノベーション)する際の費用相場は、1,000万円〜2,000万円です。

全面リフォームでは、内装・外装・屋根まで全てリフォームするので、費用が高額になります。

全面リフォームの場合の工事期間は、2〜5ヶ月ほどです。

また、工事期間中は仮住まいになるので、別途50〜100万円ほど準備しておくと良いでしょう。

全面リフォームだと見た目も内装も新築同然の状態になりますが、その分費用がかかるので場合によっては新築の方が安いこともあります。

2.戸建てをリフォームするメリット・デメリット

戸建てをリフォームする際には、メリットもデメリットも理解したうえで工事する必要があります。

戸建てをリフォームするとどのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく紹介します。

(1)メリット

戸建てをリフォームすると下記のようなメリットがあります。

●新築よりも安い金額で綺麗な家に住める
●思い出のある家に住み続けられる

それぞれ詳しく解説します。

1:新築よりも安い金額で綺麗な家に住める

戸建てをリフォームする一番のメリットは、新築よりも安い金額で綺麗な家に住める点です。新築を購入すると土地代も含めて高額な費用が必要です。戸建てをリフォームすれば、新築よりも安く自分の理想の家に住める可能性があります。

特に外観をリフォームすれば見た目も新築同様になるので、新築を購入する予算のない方におすすめのリフォーム方法です。

また、リフォームする場所を選べるので、必要な場所だけ工事することでさらに費用が抑えられます。

2:思い出のある家に住み続けられる

長年住んできて思い出がたくさん詰まった家に今後も住み続けられるのも、戸建てをリフォームするメリットです。

外装や内装の一部だけをリフォームすれば、綺麗になりながらも思い入れのある場所を残してリフォームできます。

例えば、キッチン・お風呂などの水回りだけのリフォームであれば、家族で過ごしたリビングや子供部屋などはそのまま残せるので、住みやすさと思い出の共存する家にできます。

(2)デメリット

戸建てをリフォームすると下記のようなデメリットがあります。

●費用が高くなる場合がある
●希望通りのリフォームができない可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

1:費用が高くなる場合がある

リフォームする範囲や場所などによっては、費用が高額になる場合があります。新築を購入した方が安いこともあるので、リフォーム前に費用をしっかりと確認しておきましょう。

また、リフォームの工事内容によっては、工事期間中仮住まいになる可能性があります。リフォーム費用だけでなく、仮住まいの費用負担も考えておかなければいけません。

2:希望通りのリフォームができない可能性がある

リフォーム内容によっては、家の構造上希望通りにできない可能性があります。

例えば間取り変更を伴うリフォームだと制約が出るかもしれません。

特に、ツーバイフォー住宅(壁や床といった面で建物を支える構造を採用した住宅のこと)は取り除けない柱や壁があるので、希望通りのリフォームにならない可能性が高いです。

リフォーム前に、希望しているリフォームができるのかを施工業者に確認しておきましょう。

3.戸建てリフォーム費用に使える補助金や減税制度

戸建てをリフォームする際に利用できる、補助金や減税制度について紹介します。

リフォームに使える補助金・減税制度には下記のようなものがあります。

●リフォーム減税
●こどもみらい住宅支援

上記以外にも自治体が独自で行っている補助金制度もあるので、リフォーム業者や自治体に相談してみるのがおすすめです。

それぞれ詳しく解説します。

(1)リフォーム減税

リフォーム減税とは、住宅をリフォームした際に受けられる減税措置のことです。減税対象になるのは、所得税と固定資産税の2つです。その中でも減税額の大きい所得税について説明します。
所得税の減税措置には下記の3種類があります。

●ローン型減税
●投資型減税
●住宅ローン減税

ローン型減税は、返済期間5年以上のローンを組んでいることが条件で、指定の工事費用のうち2%+年末のローン残高の1%が控除対象で5年間控除が受けられます。5年間最大で62.5万円が控除されるのでとてもお得です。

投資型減税は、住宅ローンを契約していなくても一定の条件をクリアすることで控除が受けられます。標準的工事費用の約10%が1年減税され、1年間で最大25万円が控除されます。

住宅ローン減税は、返済期間10年以上の住宅ローンを契約している場合に適用される減税措置です。年末のローン残高の1%が控除対象となり、10年間控除されます。10年間で最大400万円の減税になるので、とても大きな金額です。

(2)こどもみらい住宅支援

こどもみらい住宅支援は、リフォームした場合に最大60万円の補助金がもらえる制度です。全てのリフォームが対象になるわけではなく、下記の条件があります。

開口部の断熱改修・外壁や屋根・天井または床の断熱改修・エコ住宅設備の設置のうち、
いずれかの工事を行っていること

現在のところ、令和4年10月31日までに工事完了するリフォームが対象なので、工事期間に注意しましょう。

4.戸建てのリフォームに使えるローン

戸建てのリフォームに使えるローンは、下記の2種類あります。

●リフォームローン
●住宅ローン

補助金や減税制度を活用することで、少しでもリフォームにかかる費用が抑えられます。浮いた費用を他のリフォームに回すことも可能です。それぞれ詳しく解説します。

(1)リフォームローン

リフォームローンは、戸建て・マンションなどをリフォームする際に組めるローンのことです。

リフォームローンは、住宅ローンよりも審査に通りやすく、借入までにかかる期間が短いのがメリットです。

一方で、借入上限額が1,000万円ほどと少なく、金利が2〜5%と高いというデメリットもあります。

(2)住宅ローン

住宅ローンは、住宅を購入する際に組めるローンですが、持ち家のローンが残っている状態であればリフォームの際にも利用できます。

住宅ローンは、金利が1%前後と低く、借入上限額が1億円ほどと高いのがメリットです。

一方で、年収・年齢などの条件があり、審査が厳しいというデメリットもあります。

リフォーム予定も持ち家の住宅ローンが完済している場合は、リフォームの際の住宅ローンは組めないので注意しましょう。

5.戸建てのリフォームにかかる期間

戸建てを全面リフォームする際には、2〜5ヶ月ほどかかります。

設計期間も加えると5ヶ月以上かかると考えておきましょう。

一部だけのリフォームは、数週間〜1ヶ月ほどで完了するものも多いです。

例えばキッチンのリフォームは1週間ほど、トイレのリフォームだと数日で完成する場合もあります。

リフォームする範囲が広いほど、工事期間が長くなります。

工事中の仮住まいを検討している場合は、ある程度余裕を持って期間や費用を準備しておきましょう。

6.戸建てのリフォーム業者の選び方

リフォーム会社といってもたくさんあるので選び方に迷ってしまう方も多いでしょう。戸建てのリフォーム業者を選ぶポイントを下記にまとめました。

●これまでの施工事例をチェック
●親身に話を聞いてくれるか

あなたの理想通りのリフォームを行うためにも、選び方を参考にして優良な業者を選びましょう。

(1)これまでの施工事例をチェック

リフォーム業者を選ぶ際には、過去の施工事例をチェックしておきましょう。

実績が多いほど技術が高く信頼できる業者である可能性が高いです。

また、リフォーム業者によって完成イメージの雰囲気が異なります。

あなたのリフォームしたい雰囲気にあった業者を選びましょう。

施工事例を公開していない業者は、リスクが高いので依頼するのはやめておくことをおすすめします。

(2)親身に話を聞いてくれるか

どのようなリフォームをしたいのかを、親身になって聞いてくれる施工業者を選びましょう。

リフォームする際には希望ももちろんありますが、イメージ通りに完成するかといった不安もあります。

お客様のさまざまな気持ちや感情を汲み取って、最適な提案をしてくれるリフォーム業者がおすすめです。

見積もりが曖昧な業者や、返信などの対応が遅い業者などは信頼性に欠けるのでやめておきましょう。

まとめ:戸建てのリフォームはFINDへ!

この記事では、戸建てリフォームの費用相場について紹介しました

戸建てを全面リフォームする際にかかる費用相場は、1000〜2000万円ほどです。

一部分をリフォームする場合、例えばキッチンリフォームは50〜100万円ほどかかります。

戸建てをリフォームすると、新築よりも安く綺麗な家が手に入るメリットがある一方で、希望通りのリフォームができない可能性があるといったデメリットもあります。

戸建てのリフォームには補助金や減税制度が利用できるので、うまく活用すると少しでも費用が抑えられます。

過去の施工事例を確認して、信頼できるリフォーム業者を見つけて依頼しましょう。

海老澤 知絵

ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者