リノベーションについて、FINDデザイナーの意見、考えをつづるコラムです。
普段どのような視点で設計を行っているか、ご紹介します。

今回解説するのは、物件探しからリノベーション工事の設計・施工までワンストップでご依頼いただいたH様邸。大きく組み替えた間取りから、照明デザイナーのお施主様と検討した照明計画まで、ご紹介いたします。

リビングと居室を組み替えて、各居室はLDKを通って入る間取りとしました。

必ずLDKを通ることにより、家族のコミュニケーションが生まれるようになりました。

リビングと居室を大きく組み替えた事により、リビングを経由して居室にアクセスする間取りに。
家族のコミュニケーションが生まれやすい動線となりました。

暗くなりがちだったキッチンもオープン配置にし、広く豊かなLDK空間になりました。

照明計画はLDK、各居室、廊下、トイレに間接照明を配置しました。
天井面をスッキリと納めつつ、ベースとなる明るさを確保し、柔らかい光で空間を演出します。

LDKの間接照明は、梁に鏡を施すことで空間の奥行きと広がりをもたらします。

寝室は間接照明に加えてペンダントライトを
組み合わせました。

廊下とトイレにも壁と天井の間に間接照明を採用。
スッキリとした天井面で洗練された空間になりました。
トイレは明るすぎない落ち着いた照度で、シックな印象に。

LDKは天井面を間接照明で照らしつつ、照度の欲しい箇所にミニマルなスポットライトを設置。
器具自体が小さいため、天井面をスッキリと見せることができます。
消灯時は天井面のアクセントとなる照明です。

キッチンはレセップ照明を採用。
点灯時は柔らかく光り、消灯時はかわいらしい佇まいで天井面を彩ります。

今回はH様邸の間取りと照明計画についてご紹介いたしました。
間接照明が空間全体を包み込み、アクセントの照明を添えることで、暮らしにメリハリある光の体験が生まれました。

施工事例はこちらからご覧いただけます。

光と暮らす家。照明デザイナー夫婦が叶えた、奥行きある住まい

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