COLUMNコラム
- 2026.01.05
- マンションリノベーション
マンション住み替えでよくある失敗事例5選!対策を徹底解説
「初めてのマンションの住み替えで失敗したくない」
「住み替えを考えているけれど、何に注意すればいいのかわからない」
このような疑問やお悩みをお持ちではありませんか?
ライフステージの変化に合わせて住まいを見直す「住み替え」は、近年ますます身近な選択肢となっていますが、住み替え後に後悔するケースも少なくありません。
しかし、失敗の多くは、事前にポイントを押さえて準備をしておくことで十分に回避できます。
この記事では、マンション住み替えで実際に起こりがちな失敗事例を紹介しながら、失敗を回避するポイント、チェックリストや注意点についてわかりやすく解説していきます。
目次
1.マンション住み替えでよくある失敗5選
マンションの住み替えは、「持ち物件の売却」と「新しい物件の購入」という、2つの大きな取引を同時に行うため、判断を誤ると想定外のトラブルや後悔につながりやすいのが特徴です。
ここでは、実際に多くの方が経験している代表的な失敗例を、具体的なケースとともに解説します。
| 【マンション住み替え失敗例】 ・ずさんな資金計画による失敗 ・スケジュールのズレによる失敗 ・不動産会社・担当者選びのミスによる失敗 ・税金に関する失敗 ・新物件のリサーチ不足による失敗 |
住み替えを行う理由についてさらに詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
▸住み替えを選ぶ理由4選!メリット・デメリット・成功のポイントを解説
(1)ずさんな資金計画による失敗
マンションの住み替えで最も多いのが、資金計画の見込み違いによる資金面での失敗です。
住み替えは売却と購入が同時に絡むため、想定外の出費やタイミングのズレによる資金面でのトラブルが生じやすい点に注意が必要です。
| 【具体的な失敗例】 ・想定よりも持ちマンションの売却価格が低く、住宅ローンの借入額を増やさざるを得なかった ・売却までに時間がかかり、購入資金が一時的に不足してしまった ・新居を先に購入した結果、二重ローン状態になり家計を圧迫した ・物件の売却や購入以外にかかる費用負担が想像以上だった |
マンションの住み替えでは、持ち物件の売却益に自己資金や住宅ローンを組み合わせて新居を購入するケースが一般的ですが、売却価格の想定や諸費用の見積もりにズレが生じると、全体の資金計画が大きく崩れてしまいます。
また、住み替えローンは通常の住宅ローンより条件が厳しくなりやすく、希望する金額を借りられないケースや借りることができないケースもあります。
さらに、売却と購入がスムーズに進んだ場合でも、各種手数料や登記費用、引っ越し関連費用などの細かな支出が重なり、結果として想定以上の負担になることもあります。
資金計画を十分に検討せず、楽観的な見通しで住み替えを進めてしまうと、後になって資金繰りに行き詰まって後悔する原因になることも多いです。
(2)スケジュールのズレによる失敗
マンションの住み替えでは、スケジュール管理の甘さによって、精神的な大きなストレスや想定外の出費につながるケースも少なくありません。
住み替えは、持ち物件の売却、新居の購入、ローン手続き、引っ越しなどを同時進行で進める必要があるため、一つでも予定がずれると全体のスケジュールに影響が出やすいのが特徴です。
| 【具体的な失敗例】 ・売却は早く決まったものの、希望に合う新しい物件が見つからなかった ・売却と購入のタイミングのズレによって仮住まいが必要になった ・仮住まいの期間が想定より長引き、家賃や引っ越し費用などの負担が大きくなった ・時間が足りずに手続きがバタバタになってしまった |
特に、売却と購入のタイミングがずれたことで、仮住まいが必要になったり、仮住まい期間が長引いて金銭的負担が増えたりするケースや、新居に引っ越したものの持ち物件が売れず二重ローンになるケースも多いです。
余裕のないスケジュールで住み替えを進めると、慌ただしさから判断ミスが生じやすく、想定外の出費やトラブルにつながりることもよくある失敗です。
(3)不動産会社・担当者選びのミスによる失敗
マンションの住み替えでは、不動産会社や担当者の実績不足・経験不足、あるいはコミュニケーション不足によって、思うように計画が進まないケースも少なくありません。
| 【具体的な失敗例】 ・販売戦略に問題があり、持ち物件がなかなか売れなかった ・売れ残りにより予想よりも低く売却せざるをえなかった ・担当者とスムーズに連絡できずストレスが溜まった |
不動産会社やその担当者は住み替えをスムーズに行うための重要なパートナーです。
実績や経験が豊富で、こちらの希望や条件をしっかり把握してくれる不動産会社や担当者であれば、スケジュール調整もスムーズに進み、資金計画や全体の計画への影響を最小限に抑えられます。
逆に、住み替えの実績が少ない不動産会社や担当者を選んでしまうと、スケジュールや資金計画に影響が出て、思わぬトラブルやストレスで後悔するケースもあるようです。
(4)税金に関する失敗
住み替えでは、関連する税金の手続きや制度が複雑なため、税金面での失敗も少なくありません。
| 【具体的な失敗例】 ・持ち物件売却時の譲渡所得税を考慮していなかった ・住宅ローン控除の適用条件を満たさず、控除が使えなかった ・新居購入時にかかる不動産取得税を考慮していなかった ・特別控除(3,000万円特別控除・買換え特例など)を申請し忘れた ・転居先の固定資産税・都市計画税が予想以上に高かった ・登記費用を見落としていた |
マンションの住み替えで特に多い税金面の失敗は、持ち物件売却時の譲渡所得税や住宅ローン控除の適用条件を確認せず、思わぬ税負担や控除漏れが発生するケースです。
税金に関する知識不足や手続きの漏れは、想定外の負担や資金計画への影響につながり、後悔する原因になることも少なくありません。
(5)新物件のリサーチ不足による失敗
事前のリサーチ不足や比較不足により、住み替え先の新居に不満を感じるケースも少なくありません。
| 【具体的な失敗例】 ・引っ越して住んでみたら日当たりや騒音など暮らしにくかった ・管理体制や治安に問題があった ・修繕積立金の値上げが近々ありそう |
特に、環境面は実際に住んでみないとわからないことも多く、日当たりや騒音、周辺の治安や共用施設の管理状況など、暮らして初めて気づく問題が出てくることもあります。
新物件探しの際は、価格や間取りだけでなく、生活環境や管理状況までしっかり確認することが不可欠です。
しかし、タイミングや資金の都合で十分なリサーチができなかったことで、購入後に暮らしへの不満や想定外の負担が生じ、後悔につながるケースも少なくないようです。
2.マンションの住み替えで失敗を回避する6つのポイント
次に、マンションの住み替えでよくある失敗を防ぐための6つの具体的なポイントを解説します。
| 【住み替え失敗を回避する6つのポイント】 ・マンションの相場を事前にしっかり確認する ・資金計画を慎重に立てる ・余裕を持ったスケジュール計画を立てる ・売れ残りを防ぐ対策をとる ・買い先行ではなく売り先行にする ・専門家に事前に相談しておく |
これらのポイントを押さえておくことで、トラブルを回避しつつ、安心して住み替えを進められます。
(1)マンションの相場を事前にしっかり確認する
マンションの住み替えでは、まず持ち物件と購入予定の物件の相場を把握しておくことが重要です。
マンションの価格は間取りや築年数や立地などによって大きく異なります。
今のマンション価格の相場を知っておくことで、売却や購入のタイミングを冷静に判断でき、無理のない価格設定や契約条件の検討につながります。
また、周辺の物件との比較もスムーズにでき、売れやすい売却価格の設定や理想の物件の見極めもしやすくなります。
こうして事前に相場感を身につけておくことは、次のステップである資金計画を立てるうえでも非常に役立ちます。
(2)資金計画を慎重に立てる
マンションの相場感をしっかり把握した後は、現実的で無理のない資金計画を立てることが重要です。
住み替えでは「売却」と「購入」が同時に関わるため、資金の流れが複雑になりやすく、事前の整理が欠かせません。
資金計画を立てる際には、持ち物件の想定売却価格だけでなく、新居の購入費用、将来的に発生する管理費や修繕積立金などのランニングコストも含めて検討する必要があります。
あわせて、住宅ローンの借入可能額や返済計画、各種税金、売却と購入のタイミング次第で発生する二重ローンや仮住まいの費用まで幅広く確認しておきましょう。
新居を検討する際は、ローン残債、売却価格の見込み、自己資金や貯蓄額、諸費用を明確にしたうえで、実際に無理なく購入できる価格帯を冷静に判断することが大切です。
事前に無理のない資金計画を立てておけば、安心して次の住まい選びを進めることができます。
(3)余裕を持ったスケジュール計画を立てる
売却と購入のタイミングが噛み合わないことによるトラブルも、余裕を持った計画を立てることで回避が可能です。
たとえば、先に売却が決まったものの新居が見つからない場合(売り先行)、仮住まいが必要になり、引っ越し費用が二重にかかることがあります。
反対に、先に新居を購入する場合(買い先行)、持ち物件が想定通りに売れず、住宅ローンが二重になるリスクも考えられます。
また、購入時には住宅ローンの事前審査や本審査に一定の期間が必要なため、スケジュールに余裕がないと契約そのものが進められなくなるケースもあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、「いつまでに売却を完了させたいのか」「いつ頃までに新居へ入居したいのか」といったゴールを明確にしたうえで、売却開始時期・購入時期を逆算して計画を立てることが重要です。
(4)売れ残りを防ぐ対策をとる
持ち物件の売却がスムーズにできないと、資金計画やスケジュールに大きな影響を及ぼし、住み替え全体が停滞してしまう原因になります。
売れ残りを防ぐためのポイントは、相場を意識した適正な売却価格の設定と、状況に応じた保証制度の活用です。
まず、客観的に「売れる価格」を見極めるために、査定は一社だけでなく複数の不動産会社に依頼し、提示された価格や販売戦略を比較検討しましょう。
査定額の高さだけで判断するのではなく、その価格に至った根拠や、どのように販売していくのかを丁寧に説明してくれる会社を選ぶことで、納得感のある売却価格を設定しやすくなります。
また、売却が長期化することへの不安がある場合は、買取保証の活用も一つの選択肢です。
買取保証とは、一定期間内に市場で売却できなかった場合、不動産会社があらかじめ決めた価格で買い取る仕組みです。
売却価格は相場より低くなる傾向がありますが、売れ残りを回避できるため、住み替えのスケジュールや資金計画を安定させる効果があります。
(5)「買い先行」ではなく「売り先行」にする
資金トラブルを防ぎ、計画的に住み替えを進めるためには、基本は「売り先行」を軸に検討することが失敗を回避するための重要なポイントです。
「買い先行」で住み替えを進めてしまうと、新居を購入した後に現在の住まいが想定通りに売れず、二重ローンが発生するなど、資金面でのトラブルにつながる可能性が高くなります。
一方、「売り先行」であれば、持ち物件の売却価格を把握したうえで自己資金として使える金額や借入可能額が明確になるため、無理のない資金計画のもとで新居を選ぶことができます。
タイミングによっては仮住まいが必要になる可能性はありますが、資金面の不安を抱えたまま住み替えを進めるよりも、結果的に安心して判断できるケースが多いです。
買い先行・売り先行についてさらに詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
▸マンション住み替えのベストタイミングは?チェックポイントと成功のコツ
(6)専門家に事前に相談する
マンションの住み替えでは、早い段階で銀行や税理士、不動産会社などの専門家に相談しておくことも重要なポイントです。
売却と購入が同時に関わるため、住宅ローンや税金などの条件が複雑になりやすく、自己判断だけで進めると見落としが生じる可能性があります。
特に、売却と購入を同時に進める「住み替えローン」などを利用する場合は、借入条件や返済計画が通常の住宅ローンよりも複雑になるため、事前に利用可否や借入可能額を金融機関へ相談しておくと安心です。
また、住み替えで利用可能な税制上の特例や控除についても、適用条件や手続きのタイミングを誤ると本来受けられるはずの優遇を逃してしまうケースもあるため、税理士や不動産会社に確認しておきましょう。
それぞれの分野の専門家の知見を事前に取り入れることで、不安や疑問を解消しながら住み替えを進めることができます。
3.住み替えではなくリノベーション・リフォームもおすすめ
自分たちに合った快適な住まいを手に入れる方法として、住み替えだけでなく、リノベーション・リフォームという選択肢もあります。
住み替えは、売却や購入に伴う手続きや準備が多く、精神的・肉体的・経済的な負担が大きくなるケースも少なくありません。
そのため、「今の住まいの立地や環境には満足している」「間取りや設備だけを見直したい」という場合には、持ち物件を活かすリノベーション・リフォームが適していることもあります。
リノベーションやリフォームを行うことで、現在の住まいを活かしつつ暮らしやすさを高められ、二重ローンや引っ越し、仮住まいといった住み替え特有のリスクを避けやすい点も大きなメリットです。
マンションの住み替えのご相談もFINDにおまかせください
マンションの住み替えにはさまざまなリスクがあり、適切な対策や十分な準備を怠ると資金面や生活面で問題が発生してしまうケースも珍しくありません。
スムーズに住み替えを行うなら、神奈川県川崎市に本社を構えるFINDにご相談ください。
FINDは、リノベーションやリフォームはもちろん、不動産売買の仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまでワンストップで対応しています。
お客様のご要望やライフスタイルに丁寧に寄り添いながら、建物に新たな価値を創造する最適なプランをご提案するだけでなく、新居探しのサポートも行っています。
経験豊富なプロフェッショナルチームが理想の住まいづくりをしっかりとサポートしますので、マンションの住み替えをお考えの方も安心してお任せください。
ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者
