「リノベーションのテイスト・スタイルにはどんなものがある？」
「リノベーションテイストの種類を知りたい！」

そんな疑問をお持ちではありませんか？

本記事ではリノベーションでよく聞くテイストの全種類を解説していきます。

また、リノベーションのテイストが決まらない・分からない時の対処法や、テイスト別のおしゃれな実例3選も紹介！

これからリノベーションをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

テイストとは好みや趣味のことで、リノベーションをする上で家をどんなイメージで作りたいか、全体的にどのようにまとめるかをテイストで固めていくのが一般的なイメージの作り方になっています。

リノベーションのテイストは数多くの種類があり、ナチュラルやホテルライク、和モダンなど様々。

また、最近では2つのテイストを組み合わせるミックステイストも流行になっています。

以下ではリノベーションテイスト18種類をそれぞれ詳しく解説していきますので「これからリノベーションのテイストを固めたい」とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

リノベーションのテイスト18種類は以下のものがあります。

・シンプルテイスト ・ナチュラルテイスト ・北欧テイスト ・西海岸テイスト ・ブルックリンテイスト ・モダンテイスト ・モノトーンテイスト ・ミニマムテイスト ・ホテルライク ・カフェテイスト ・アンティーク・ヴィンテージテイスト ・リゾートテイスト ・インダストリアルテイスト ・ミッドセンチュリーテイスト ・フレンチテイスト ・和風テイスト ・古民家テイスト ・ガーリーテイスト

順に説明していきます。

シンプルテイストは名前の通り『すっきりとした』テイストのことです。

白やグレーといった落ち着いた色を基調にする場合が多く、開放感ある空間を演出できることがポイント。

また、インテリアの素材感にこだわることでよりまとまった空間を実現することができます。

シンプルテイストはその他のテイストとミックスしやすく、後から付け足すこともできる万能テイストです。

ナチュラルテイストは自然の素材感を活かした、定番で万人受けするイメージのスタイルです。

最近人気の無印良品の住宅はナチュラルテイストのものが多く、近年人気が高いテイストになっています。

また、素材感を生かしたデザインは自然のぬくもりを感じられることから子育て世帯にも人気。

全体的にシンプルな色合いでまとまっていて、明るく淡い色をアクセント入れるケースが多くあります。

室内で過ごす時間が長いことからインテリアが発達したといわれる、ノルウェイ・スウェーデン・フィンランド・デンマークなどの国々をイメージしたテイストが、北欧テイストです。

北欧テイストは基本的に家全体をナチュラルやシンプルにまとめながら、アクセントで『アースカラー』や『グレイッシュカラー』と呼ばれるあたたかみのあるカラーを取り入れるのが特徴になっています。

家全体を明るい雰囲気にしながら、おしゃれな空間にできるため人気のあるテイストです。

西海岸テイストは、カリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコなど、海沿いの温暖な観光地をイメージさせるテイストのことです。

西海岸テイストの特徴は、海やサーフィンを連想するような白の空間に明るく爽やかなブルーやグリーンなどを取り入れるのがポイント。

ナチュラルな木目のフローリングをベースに、遊び心ある空間になっています。

ブルックリンテイストとは、倉庫や工場を連想するようなレンガ壁や暗めの色を使ったデザインが特徴的なアメリカンなイメージを持つテイストです。

レンガ、スチール、アイアンといった倉庫にあるような素材を取り入れることでインダストリアルインテリアやカフェテイストの要素を強く取り入れるのがポイント。

アメリカ・ニューヨーク州にあるブルックリンをイメージするような、独特のヴィンテージ感を放つスタイルは最近流行りのDIYとも相性がいいため年々人気が高まっています。

モダンテイストはモノトーンを基調にしながら、無機質で生活感を感じさせないテイストのことです。

モダンテイストは1990年頃から人気のあるデザインで、流行に関係なく長く愛されるデザイン。

特に収納スペースを多く作り、生活感を出さないのが特徴で都会的で洗練されたスタイルになっています。

また、モダンテイストは『和モダン』『北欧モダン』など他のテイストと組み合わせて利用するケースも多く、合わせやすいテイストです。

モノトーンテイストは、白・黒・グレーを使用したすっきりとした空間が特徴のテイストです。

色合いを統一するためシンプルでおしゃれにまとまりやすく、インテリアコーディネートがしやすいのも魅力。

また、生活感を抑えられるためホテルやお店のようなシンプルな暮らしを好む人にもおすすめです。

ミニマムテイストとは、『最小限』なものだけに絞り、極限まで装飾や生活感を削ぎ落としたリノベーションスタイルを指しています。

特にミニマリストなどに人気のテイストになっていて、家具を最小限にとどめながら、照明や自然光による陰影の現れ方にこだわることで非日常感を演出できる魅力があります。

ホテルライクはその名前通り『ホテルのような非日常』を求める方に人気のテイストになっています。

ホテルライクなテイストにする多くの場合は、シックな色合いで部屋全体を統一している場合が多く素材感にこだわった壁紙や床材、インテリアを取り入れています。

また、なるべく生活感を排除するために収納場所も多く設置され、機能性が高く人気のあるテイストです。

カフェテイストも、その名前通りおしゃれなお店のような空間を求める方におすすめのテイストになっています。

カフェテイストは、デザイン性の高い調理器具や統一性のある食器を並べ、おしゃれに見せる収納や、朝食や軽食に便利なカウンターテーブル、タイル張りの室内などが特徴。

街中にあるカフェのような雰囲気から西海岸のコーヒーショップまで、自分好みのカフェ風デザインを選択できるのも魅力のひとつです。

特にカフェのようにゆっくり本を読んで過ごしたい、コーヒータイムを楽しみたいなどこだわりがある人に人気のテイストになっています。

アンティーク・ヴィンテージテイストはあえて少し古いものを取り入れ、歴史あるものとして『長年使い続けた風格を持っているもの』を取り入れたデザインになっています。

アンティーク・ヴィンテージテイストに使用されるものは、クラシックな色合いが多く落ち着いた雰囲気が特徴。

繊細な装飾が施されたアンティーク風家具や重厚感のあるカーテンなど、お気に入りの家具を主役にできるような空間になっています。

アジアン・リゾートテイストはバリ島にあるリゾートホテルのような、高級感のある開放的なデザインです。

アジアン・リゾートテイストは、風が通り抜ける開放感と、自然素材の心地よい質感、深く深呼吸したくなるようなリラックスできる空間が特徴。

ダークな木とタイルで作る大人っぽいリゾートデザインから、バリ島などを意識したエキゾチックな内装まで様々。

年代問わずくつろげる空間が人気のあるテイストになっています。

インダストリアルとは、『工業の』『産業の』という意味があり、インダストリアルテイストは実用的で機能美に優れた倉庫や工場をイメージしたテイストです。

インダストリアルテイストでは、コンクリートの躯体現しやむき出しの配管や無機質なスチールなど武骨でクールなイメージが魅力。

また、コンクリートや金属、タイル、ガラスといった無機質な素材にレザーや木材など有機質な素材を組み合わせることで、荒々しい印象だけど温かみも感じられるようなデザインになっています。

ミッドセンチュリーは『1世紀の中間』を指していて、20世紀半ばの1940～60年代をイメージしたテイストです。

ミッドセンチュリーテイストは、宇宙や近未来を連想する流線型なデザインや幾何学模様が特徴的で、機能性も兼ね備えながら、おしゃれで自由度が高い空間が魅力。

特にポイントとなるカラーを決めてレトロ要素も足しつつ部屋をデザインしていくことで、ミッドセンチュリーテイストを実現できます。

フレンチテイストは『フランスの・フランス風の』という意味で、代表的なインテリアにはよく海外ドラマなどに出てくる『猫脚』と呼ばれる曲線デザインが用いられたものがあります。

フレンチテイストは白を基調にするケースが多く、ペールトーン（ビビットカラーに白だけを混ぜたような淡い色調）を差し色とした、華やかでロマンチックな雰囲気が特徴的。

キッチンやパントリーの入り口をアーチ型にしたり、床を木材にすることでフレンチとカントリーを組み合わせるなど様々なアレンジのできる根強い人気のテイストになっています。

和風・和モダンは日本の伝統的な和の雰囲気に、現代風のスタイリッシュでモダンな雰囲気をプラスしたテイストです。

和の文化だけではなく洋風の要素も組み合わせることで、機能性も高くなり落ち着いた雰囲気を持ちながらも暮らしやすい住まいにできるのが魅力。

和風・和モダンテイストでは自然素材を使用することが多く、無垢のフローリングや珪藻土の壁など調湿効果のある日本の暮らしにあった素材を取り入れています。

近年人気の高い古民家テイストは縁側や土間、小上がりなどを設置した昔ながらの日本の伝統を引き継ぐデザイン。

.和と自然を融合させるため、落ち着いた空間になるのが特徴です。

古民家テイストは終の住まいとして選ぶ人も多く、年代に関係なく長い間飽きずに楽しめるテイストになっています。

クラシックインテリアは、古典的で優雅な雰囲気を持つインテリアデザインスタイルの一つです。

伝統的な要素を取り入れつつ、高貴で豪華な印象を演出することが特徴です。伝統と洗練が調和するこのスタイルは、贅沢なライフスタイルを追求する方におすすめです。

フレンチアンティークの家具とも相性がよく、シャンデリアや猫足のキャビネットなどを配置するとよりクラシック感が増します。

リノベーションのテイストは、何種類かミックスされている実例も多くやりたいテイストがよく分からないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか？

リノベーションのやりたいテイストが決まらない、分からない場合は理想に近い実例写真や資料を担当者に共有するのがおすすめ。

なるべく写真などで見せることで、担当者との認識の食い違いを防ぐことが期待できます。

また、気に入った実例ややりたいテイストを見つけるためにも多くの実例を見ておくことがポイント。

たくさんの実例を見ることはリノベーション成功への近道にもなりますので、ぜひ多くの実例を見てイメージを膨らませてみてください。

FINDでは公式サイトで多くの実例やコラムを紹介しています。

リノベーションのテイストがまだ決まっていない方は、こちらも参考にしてみてください。

ここではFINDおすすめのテイスト別リノベーション実例3選を紹介します。

真似したくなるようなおしゃれな実例を、金額や工事内容と合わせて解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

築30年の木造住宅をシンプルテイストにリノベーションした実例です。

今回のリノベーションではシンプルな空間に溶け込む造作家具やインテリアがポイント。

明るすぎず、暗すぎない床材は部屋全体の印象をグッとまとめてくれています。

また、2階のLDKには収納するものを想定した上で収納棚を造作。

ダイニングにはワイドなパントリー、キッチンスペースには清潔感溢れるタイル張りを採用することでデザイン性を取り入れながらも機能性の高い住宅が実現しました。

費用	–
築年数	30年
面積	168㎡
区分／間取り	木造3階建て/4LDK

築40年の住宅を700万円かけて和モダンテイストにリノベーションした実例です。

今回のリノベーションのポイントは、奥行きのある土間収納を設けた玄関や、対面式のアイランドカウンターを設けた使い勝手の良いキッチン、室内サッシで程よくプライベートな空間を確保した寝室。

特にLDKの一部として使用できるオープンな小上がりは、床下全面を収納スペースにしながら室内サッシやデザイン襖などで、モダンな和室に仕上がっています。

多くのこだわりを詰め込んだ、落ち着ける住まいが完成しました。

費用	700万円
築年数	40年
面積	66㎡
区分／間取り	2LDK

築18年の住宅を900万円かけてヴィンテージミックスをテーマにリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは、パーケットフローリングや板張りのアクセントウォール、アクセントクロスなど
素材にこだわったものを使用。

また、オリジナルの造作キッチンは窓から光がたっぷり入る、明るさが印象的な海外のおしゃれキッチンをイメージ。

シンクや水栓、食洗器、コンロ、面材、取っ手など、好みのパーツを別々に取り寄せ一つの形にしています。

こだわりを詰め込んだ、理想のヴィンテージスタイルをカタチにした住まいが実現しました。

費用	900万円
築年数	18年
面積	83㎡
区分／間取り	RC造/2LDK

FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。

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