COLUMNコラム

リフォーム失敗のよくあるケースとは?リフォームを成功させるポイントを解説

「リフォームを考えているけど失敗が怖い」
「よくあるリフォームの失敗ってどんなケース?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

本記事ではリフォームのよくある失敗ケース16選からその解決策まで詳しく解説していきます。

また、リフォームを失敗しないためのポイントも紹介!

これからリフォームをお考えの方は1度目を通しておくことで、失敗を事前に防ぐことが期待できます。


目次

1.リフォームを失敗しないためのポイント3選

本記事で紹介したリフォームの失敗を踏まえて、さらにリフォームを成功に近づけるためには以下のポイントを抑えておきましょう。

ポイントを知っておくだけでも、これからのリフォームに活かすことができますよ。

(1)リノベーション会社とのやりとり、追加工事内容等は書面に残しておく

価格面でのリフォームの失敗や、予期せぬ追加工事内容を把握しておくためにもリノベーション会社とのやり取り、追加工事内容は逐一書面に残しておきましょう。

その場で工事内容を聞くだけでは、後から分からくなってしまったり請求書を見て「これはなんの追加工事だろう」と疑問になってしまいます。

リフォーム中は、工事を行って初めて気づく家の不具合や修理箇所が見つかる場合も多く素人目線では分からないこともたくさんあります。

疑問に思ったことは後で質問できるようメモに残しておく等、自分でも工夫をしながら納得のいくリフォームを出来るようにしましょう。

(2)利便性をしっかり考える

リフォームを行う際は、どうしても「和モダンな雰囲気にしたい」「ホテルのような水回りにしたい」等とイメージが先に出来上がってしまいがち。

しかし、リフォームを行う上で最も大切なのは『その家に暮らす人が豊かになること』です。

どんなにキレイでおしゃれな家に暮らしていても不便な暮らしは嫌ですよね。

リフォームを失敗しないためにも、生活していく上でライフスタイルの変化や、家事動線等を考えた利便性のある住まいにすることが大切なポイントです。

(3)信頼できるリフォーム・リノベーション会社に依頼する

リフォームの失敗をしないためには、信頼できるリフォーム・リノベーション会社に依頼しましょう。

例えば、工事を行っているときに「あれ?」と思った疑問や追加工事が想像以上に増えてしまったときにも、すぐに相談に乗ってもらえるような会社を選ぶことがポイントです。

契約した後は職人さんに丸投げ、ではなく最後まで関わってくれどんな疑問にも迅速に対応してくれるリノベーション会社を選びましょう。

信頼できるリフォーム・リノベーション会社の特徴は以下の5つ。

・公開している実績の数が多い
・丁寧にヒアリングしてくれる(こちらの要望を汲み取ってくれる)
・アフターサービスが充実している
・些細な疑問も納得するまで対応してくれる
・建築士や施工管理技士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター等の様々な資格を持っている人が在籍している

リフォーム・リノベーション会社選びで悩んでしまったら、担当者との相性や実績を見て決めるのがおすすめ。

FINDでは様々な資格をもつプロが、チームを組んでリフォームに対応します。

お客様の理想の家作りをとことん納得できるまでお手伝いしますので、気軽にお問い合わせください。

2.価格面でのリフォーム失敗ケースと解決策

リフォームのよくある失敗ケースのひとつに『価格面』があります。

リフォームをする際は予算やローン返済等を事前に考える人がほとんどですが、実は工事が始まってからの方が予想外の出費があるケースも。

ここではそんなリフォームの価格面での失敗ケースを紹介します。

(1)オプションを増やしすぎて、予算大幅オーバー

リフォームの打ち合わせを行っていくと「木材のグレードアップしておしゃれに」「円窓や飾り窓をプラスしよう」といった具合に、あれもこれも付けたくなってしまうケースが多くあります。

その結果、予算を大幅にオーバーしてしまい、その後のローン返済額の増加や家具購入のためのお金に手をつけてしまうなど、新生活を始める前に不安になってしまうことも。

オプションは最後にもう一度見直して、無理のない範囲でプラスすることが価格面での失敗を無くすポイントです。

打ち合わせの際には1人で行くのではなく、冷静な判断のできる両親や親族と一緒に行くのもおすすめですよ。

(2)予算を重視しすぎて理想の住まいにならなかった

実は、予算を決めておくのは大切なことですが、その予算の決め方にも注意が必要です。

ある程度やりたいリフォーム内容の平均費用や相場を知ってから予算を立てないと必要なリフォームが行えなかったり、妥協したデザインで後から後悔してしまうケースも。

リフォームやリノベーションは、頻繁に行うものではないからこそ予算ばかりを重視して理想の住まいにならない失敗は避けたいですよね。

解決策としては、やりたいリフォームの場所ごとの平均費用やフルリフォームにかかる金額を調べた上で予算を組むのがおすすめです。

また、なるべく多くの実例を見ながらかかった費用まで調べておくと更に良いでしょう。

FINDでは公式サイトにて数多くのリフォーム・リノベーション実例を公開しています。

価格や築年数、住宅の広さまで公開している物件も多数ありますので、ぜひ予算を決める際の参考にしてみてくださいね。

(3)知識不足でリフォーム・リノベーション会社の言いなりになってしまった

リフォーム・リノベーション会社に相談に行くと「専門的なことはプロにおまかせしよう」と考える人も多いのではないでしょうか?

もちろん、信頼できるリフォーム・リノベーション会社なら心配はないのですが中には「必要ない工事まで含まれていた」「こんな費用まで請求されるなんて聞いてなかった」等とトラブルが起きてしまうケースも。

フルリフォーム等では工事内容も幅広く、全てを把握するのは難しい部分もありますが不安な場合は書面に残してもらう等の対策をきちんと取ることが大切です。

特に、リフォームプラン等を一括しておまかせするのではなく内容をきちんと聞いた上でリフォームの完成予想までしっかりと提案してくれるリノベーション会社を選ぶのがおすすめ。

FINDでは専門のスタッフがチームを組んで分かりやすくリフォーム・リノベーションについて説明します。

些細な疑問にも丁寧に対応しますので、お気軽にお問い合わせください。

3.リビングのリフォーム失敗ケースと解決策

リビングは家の中でも過ごす時間が多く、こだわってリフォームをしたいと考える人も少なくありません。

家族の憩いの場となることも多いリビングでのリフォーム失敗ケースとその解決策4選を紹介します。

(1)大きめの窓を取りいれたら近所に丸見えになってしまった

「自然光をたくさん取り入れれるように」「開放感をプラスするために」と考えリビングに大きめの窓を取り入れる方は少なくありません。

しかし、大きめの窓にはデメリットも存在します。デメリットを知らずに設置してしまうと「近所から丸見えになってしまった」「人に見られるのが嫌で日中カーテンを開けられない」というケースも。

大きめの窓は開放感もあり、近年流行りのデザインではありますが事前にデメリットを考慮しておくことで失敗を防ぐことができます。

大きめの窓のデメリットは以下の3つ。

・窓の位置によって人の目が気になる
・窓の方角によって光が入りすぎてしまい室内が暑くなる
・防犯面での不安

上記のデメリットを知った上で対策を講じながら大きい窓を取り入れるのがおすすめです。

防犯対策なら防犯合わせガラスや内窓を取り入れたり、人の目や光の入りすぎ対策では目隠しフェンスの設置や遮光カーテン、シャッター、ミラーガラス(プライバシーガラス)などを検討してみるといいでしょう。

(2)自然光の計算を考えていなかった

リビングでよくある失敗に「間仕切りを設置したら自然光が入らなくなってしまった」「リフォーム前のリビングの方が日当たりがよかった」というケースもあります。

ライフスタイルの変化によって、間仕切りを入れて部屋を分けるのはおすすめですが日当たりや自然光の入り方を考えず広さや場所だけで仕切ってしまうと失敗してしまうことも。

素人では自然光の計算まで考えるのは難しいことから、リノベーション会社に時間ごとの光の動きを計算してもらってからリフォームすると失敗を防ぐことに繋がります。

事前に、リノベーション会社と打ち合わせをして「なるべく日当たりのいいリビングにしたい」等の要望を伝えておくのがおすすめですよ。

(3)リビングに向いている木材を知らなかった

当たり前ですがどの木材にも向き、不向きがあります。

そのため、「おしゃれだから選んだ木材が、リビングに不向きだった」と後から知ってしまい生活に不便を感じるケースも。

色合いや素材がリビングに合っていても、傷が付きやすい木材がリビングに向いていません。

また、材質によっては変形しやすい木材もあります。見た目だけでは決めずにその性能や適している場所で木材を使用することでリフォームの失敗を防ぐことができますよ。

(4)追加工事が増えて、予算がオーバー

あまり知られていませんが、実はリビングは『追加工事』が増えやすい場所でもあります。

「古いフローリングを剥がしたら基礎がボロボロで、追加工事にお金がかかった」というケースも。

また、フローリングの撤去費用等が想像以上に高額になる場合もあるので注意が必要です。

解決策としては、追加工事を防ぐためにも事前に『ホームインスペクション』を行うのがおすすめ。

ホームインスペクションを事前に行うことで専門家が修理したほうがいい箇所をリフォーム前に見つけてくれるので追加工事を最大限に減らすことが可能に。

ホームインスペクションの費用は5万円ほどですので築年数が経過している住宅や、家の状態を把握しておきたい人はリフォーム前に検討してみるといいでしょう。

FINDではホームインスペクションからリフォームの相談まで一括して対応しています。

些細な疑問も担当のスタッフが丁寧に解説していますので、お気軽にお問い合わせください。

4.キッチンのリフォーム失敗ケースと解決策

毎日使用するキッチンはなるべく使いやすく、収納しやすい等こだわりをもってリフォームしたいと考える人も多いのではないでしょうか?

なるべく便利で使いやすくしたいキッチンリフォーム、失敗しないためにも事前に失敗談と解決策に目を通してみてください。

(1)作業スペースが想像以上に狭くなってしまった

キッチンのリフォーム後「冷蔵庫や今まで使用していた家電を入れたら、想像以上に作業スペースが狭くなってしまった」という失敗ケースがあります。

リフォームでは間取り変更を一緒に行う人も多く、リビングを広く取りすぎてキッチンのスペースが狭くなってしまったり、生活動線を優先できていなく使いづらくなってしまったりする場合も。

解決策としては、当たり前ですがキッチンに置く予定の食器棚や冷蔵庫の大きさを事前に測っておくことが大切です。

リフォーム後に新しい家具を買う人も多いですが、ある程度の家具家電の大きさはリフォーム前に把握しておきましょう。

また、家電はいつか壊れてしまうもの。今後買い替える可能性まで考え、ゆとりを持ったキッチンスペースの設計がおすすめです。

(2)キッチンの場所移動で、予想以上の工事費用がかかった

キッチン自体の場所を移動するリフォームは、住宅の雰囲気も一新でき近年人気の高いリフォームです。

しかし、「キッチンの場所移動をしたら、ほとんどの予算がキッチンにかかってしまった」というリフォーム失敗ケースもあります。

キッチンの場所移動リフォームは、専門の業者による配管の増設工事が必要となるため工事費用が高額になる場合も。

また、普通のキッチンリフォームに比べ大掛かりな工事内容になることから工事期間も長くなっています。

なるべく今の住宅の間取りを活かしたリフォームが価格も抑えやすいですが、こだわってキッチンの場所移動をしたい場合はリノベーション会社と相談しながら配管を増やせる場所を探してもらうのがおすすめ。

場所によっては間取りや配管の関係で移動できないこともあるので注意が必要です。

(3)収納スペースが足りなかった

「収納スペースをたくさん付けたつもりなのに、キッチン用品が収まらなかった」というキッチンリフォーム失敗ケースもあります。

実は、キッチンの収納スペースは数よりも『使いやすさ・取りやすさ』の方が大切。

もちろん容量も必要ですが取りづらい場所に収納されていては、料理中に使えず意味がありませんよね。

キッチンリフォームを行う際には、今のキッチンを見ながら「ここに収納スペースがあったらいい」「これをここにしまいたい」等具体的に場所を決めてリフォームするのがおすすめ。

後から後悔しないためにも、事前に収納したい物と場所を決めておきましょう。

5.子供部屋でのリフォーム失敗ケースと解決策

お子さんがいる家庭では、子供部屋を増やすためのリフォームやこれから生まれてくる赤ちゃんに合わせたリフォームを行う方も多くいます。

子供部屋のリフォームは『将来を見据えて』で考えることがおすすめ。

成長に合わせてその都度リフォームを行うと費用や時間も倍以上かかってしまいますよね。

なるべく後悔しないためにも事前に子供部屋リフォームの失敗例を知っておきましょう。

(1)子供部屋の壁紙選択ミス

よくある子供部屋リフォームの失敗に「子供が大きくなって、部屋の壁紙を変えてと言われてしまった」というケースがあります。

子供が小さいうちはかわいい壁紙や、好きなキャラクターのイメージカラー等ポップなものを選んでしまいがち。

「壁紙くらい成長に合わせて変えればいい」と思っていても、案外早すぎる成長ペースにリフォームをする時間やお金も追いつかない場合も。

解決策としてはなるべくシンプルで飽きのこないデザインを選ぶのがおすすめです。

子供は大人が思っている以上に成長が早いので、なるばく長く使える汚れが目立ちづらい素材を選んでおくと安心です。

(2)2階に子供部屋を設置したが、騒音が気になる

リフォームをして子供部屋を2階に設置する家庭は多いですが、思った以上に足音が響いてしまったという失敗ケースもあります。

「あまり気にならないだろう」と考えていても子供が小さいうちは1日中騒音や足音が響いてストレスになってしまう場合も。

1階を寝室や客間、おばあちゃん等両親の部屋にしたい等と考えている際には特に子供部屋の騒音対策も注意してリフォームをしましょう。

フローリングは遮音性に優れたもの等もありますので、検討してみるのがおすすめです。

6.寝室でのリフォーム失敗ケースと解決策

寝室は住宅の中でも1番静かに体を休めたい大切な場所ですが「寝るだけだから」とこだわらずにリフォームをして失敗をしてしまうケースもあります。

実は、人生のうちの1/3は睡眠時間といわれるほど多くの時間を過ごしている場所でもあります。

ぜひ寝室にこそこだわって、体をゆっくり休められるスペースへのリフォームを検討してみてください。

(1)ベットと部屋の大きさのバランスが悪かった

よくある寝室のリフォーム失敗に「ベットと部屋の大きさのバランスが悪く、使いづらい」というケースがあります。

「せっかくリフォームしたのだから、大きいベットにしよう」と考える方も少なくないですが、なるべくベットの両脇には移動できるゆとりを作っておきましょう。

夫婦2人の寝室の場合、どちらか片方からしか移動できないと使いづらく部屋全体のバランスも悪くなってしまいます。

大きすぎるベットは逆に使いづらい場合もありますので注意が必要です。

また、クローゼットや収納スペースの扉の開閉ストレスもないようにベットと部屋の大きさを計算しておくとより快適な寝室になりますよ。

心配な方は事前にインテリアのことまでリノベーション会社と相談して、寝室の間取りを考えるのがおすすめです。

(2)生活音が気になって眠りが浅くなってしまった

寝室リフォームの際には間取りにも注目しておきましょう。

リビングやトイレの隣等に寝室を配置する場合、生活音が気になって眠りが浅くなってしまうケースも。

家族でも生活のペースはそれぞれ。みんなが一つ屋根の下で快適に暮らすためにも、リビングに近い寝室は防音効果のある壁紙やドア等を取り入れることも検討してみるのがおすすめです。

7.お風呂場のリフォーム失敗ケースと解決策

お風呂場のリフォームを行う際は、使いやすさやに加えて掃除のしやすさまで考えておきましょう。

長く清潔に使用できるようなお風呂になるように、事前にリフォーム失敗例を参考にしてみてくださいね。

(1)水垢やカビ対策が不十分だった

お風呂のリフォームでは、水垢やカビの可能性を考えてリフォームすることがベストですが、対策が不十分で掃除が大変になってしまうケースも。

お風呂の中は1年中湿気の溜まりやすい場所になっていますので、リフォームする素材の特性に注意しましょう。

定期的なメンテンスをしながら、樹脂素材やFRP素材などの防水性、耐水性に優れている素材を選ぶことがおすすめです。

(2)冬場に床が冷たすぎて後悔した

お風呂をリフォームしたら、以前より冬場に床の冷たさが目立ってしまうというケースもあります。

特に小さなお子様がいる場合、子供は床との距離が近くより寒さを感じやすくなっていしまう傾向に。

最近では「掃除のしやすい床材」「滑りにくく冷たさを感じにくい床材」等、様々なものがありますのでお風呂のリフォームを行う際には、材質にも注目してみるのがポイントです。

お風呂倍の床はクッション性のあるものを取り入れることで柔らかさと暖かさを感じられ、万が一転倒した際にも怪我のリスクを少なく済ませられるのでおすすめ。

また、お風呂のリフォーム全般でいえることですが換気や空気の通り道も計算しておくとリフォームの失敗を防ぐことに繋がります。

リフォームのことならFINDにおまかせ

FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで一括して行うリノベーション会社です。

FINDは『空間を通じて豊かな暮らしを届ける』ことをモットーに、リフォームからリノベーションだけではなく家を建てた後のローン返済計画まで一緒に考えさせていただいています。

また、工事完了後のアフターサービスも充実しておりますので、ぜひリフォームをお考えの方は1度FINDまでご相談ください。

担当者があなたに寄り添った最高のリフォームプランを計画させていただきます。

海老澤 知絵

ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者