COLUMNコラム

【View of FIND vol.13】同じ間取りから作る2つの空間

「View of FIND」とは?

リノベーションについて、FINDデザイナーの意見、考えをつづるコラムです。
普段どのような視点で設計を行っているか、ご紹介します。

今回紹介するのは、お隣同士の住戸をご自宅用とオフィス用として改修した事例。
用途ごとにどのように違いを出したのか、
2つの空間を比べながらリノベーションのポイントを解説します。

ご自宅

オフィス

「いつか隣が売りに出たら住み替えたい」と考えていたところ、
タイミングよく販売開始を知り購入を決断されたお施主様。
リノベーションの内容は、新たに取得した住戸を自宅として改修し、
これまで住んでいた住戸を事務所として活用するというものでした。

玄関

ご自宅

まず大きな違いが見られるのは、玄関を入ってすぐ。
ご自宅では改修前と同様に廊下を作り、寝室や水まわり、LDKへアプローチできるように。

オフィス

オフィスでは廊下をなくし、一つの大きな作業スペースとしました。

オフィス 作業スペース

作業スペースの床には、空間の質を高めるために磁器タイルを採用。
ライティングレールやスイッチを白で統一したりなど、
生活感を極力抑えた構成とすることで、自然と仕事に集中できる空間づくりをしました。

LDK

ご自宅

自宅はキッチンを主役に据え、重厚感のあるLIXILのリシェルを軸に空間全体をコーディネート。
使い勝手の良さや、食洗機による家事負担の軽減を中心に考えました。

縦長で単調になりがちだったリビングダイニングには室内窓を設置。

居室との繋がりによって、空間の広がりをもたらすとともに、
購入した理由でもある、広々としたルーフバルコニーの気配を感じられるようにしました。
デザイン性だけでなく通風や快適性にも配慮しています。

オフィス

オフィスでは応接を兼ねたスペースとしています。
キッチンの腰壁に用いたモールテックス仕上げや壁一面の木パネルなど、
限られた予算の中でも効果的な素材を使い、
自宅とはまったく違う、仕事の気分転換にもぴったりな空間を作りました。

打ち合わせを重ねて完成したのは、用途も空気感も異なる2つの空間。
オンとオフを心地よく切り替えられる環境を目指しました。

今回は、お隣同士の住戸で用途ごとにどのように違いを出したのかご紹介しました。
用途によって暮らしの楽しみ方が広がる、そんな空間を実現しました。

施工事例はこちらからご覧いただけます。

整えることで、暮らしが広がる住空間

仕事に集中できる、ギャラリーのような空間

物件探しやリノベーションでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

笠原 圭一郎

ライフディレクション事業部 設計チーム マネージャー / 二級建築士 / キッチンスペシャリスト