COLUMNコラム

【現場日記】電気式床暖房と、温水式床暖房の違い

本日は、床暖房の工事の様子をお伝えしたいと思います。
床暖房は大きく分けて、電気ヒーター式のものと温水式の床暖房に分かれております。

電気ヒーター式は、発熱体に電気を通し放熱する方式です。熱源機が必要ないので比較的設備費が安く、一室のみの床暖房に適しています。(ただし、ランニングコストは割高になります。)

温水式は、電気・ガス・灯油などの燃料で温水をつくり放熱する方式です。熱源機によってコストや特徴が異なり、排ガスを出さないヒートポンプ式やガスエンジンで発電するものまで自由に選択ができます。
今回は、電気式床暖房の工事の様子を紹介させて頂きます。

初めに床暖房を設置する箇所を墨だしして、位置の確定をいたします。
位置の確定が済みましたら、床暖房のマットをしきます。

マットが敷き終わりましたら、配線をします。配線はマットからリモコンを設置する場所まで、床を這わせて配線しました。

配線が済みましたら、マットを敷いた箇所と他の床を合わせるために、捨て貼り(フローリングを貼る前に、合板を貼ること)をいたします。今回マットは12mmでしたので、12mmのコンパネを貼りました。

ここまで完了すればあとは上からフローリングを重ね貼りし、リモコンを取り付けして完成です!
注意することはフローリングを固定する際にマットの上は緑の線を狙ってうちつけることです。

さすがプロの職人さん!慣れた手つきでした。

寒さ対策にぜひ! 床暖房はいかがでしょうか?

矢作 和也

ビルディング部 施工管理チーム / 一級建築施工管理技士