「こだわったリフォーム・リノベーションをしたいけど、建築家に依頼するべきか悩んでいる」
「建築家に依頼するメリットは？」

そんな疑問をお持ちではありませんか？

本記事では、建築家にリフォーム・リノベーションを依頼するメリット・デメリットについて解説します。

これからリフォーム・リノベーションをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

『建築家』という資格はありませんが、一般的には建築の設計や監理、建築関連業務などを行う方や、一級・二級建築士の資格を保有する方が建築家を名乗っています。

建築家は、設計事務所や工務店、大手リフォーム会社などに属しているか、個人で事務所を構えており、住宅の造形や構造を検討しながらデザインし図面を描くことが可能です。

住宅デザインの知識から建築関係の法律に関しても詳しいため、依頼主の要望を実現できるプロとして、あなたの理想の住宅をデザインしてくれますよ。

ただし、『建築士』には、一級建築士・二級建築士・木造建築士のいずれかの国家資格が必要です。

建築家と名乗っている方の中には、同時に建築士も保有しているケースもあります。

リフォームやリノベーションなど建築関係全般に詳しく、デザインセンスの高いことが期待できる建築家に設計を依頼するメリットは、以下の4つです。

・デザイン性の高い物件になる ・プロ目線ならではの間取りアイデアを取り入れられる ・機能性の高い住宅にできる ・工事の品質の向上

それぞれ詳しく紹介していきます。

建築家は、住宅設計のプロとして、依頼主の理想の住まいや希望のイメージなどをうまく実現しながら、唯一無二のデザイン性の高い物件を作ってくれるのがメリットです。

おしゃれなデザインの取り入れ方、個性を活かす間取り設計など、他の住宅と被らない住まいを実現することが可能です。

建築家ごとに得意なデザイン、分野には違いがあるため、おしゃれでこだわった住まいにしたい方は、好きな建築家にデザインを依頼するのがおすすめです。

公式サイトやSNSなどを利用しながら、デザインが好みの建築家に依頼してみてくださいね。

FINDでは、経験豊富な建築家が在籍しているため、デザイン性が高く個性やこだわりのあるリフォーム・リノベーションを多く請け負っています。

他とかぶらないこだわりの物件にしたい方は、ぜひお問い合わせくださいね。

建築家にリフォーム・リノベーションを依頼することで、おしゃれさだけではなく、プロ目線ならではの間取りアイデアを取り入れられるのも大きなメリットです。

実は、リフォーム・リノベーションの間取り設計はとても重要で、今後の暮らしやすさの要でもあります。

毎日過ごす家だからこそ、スムーズな動線で暮らしやすさにもこだわりたいですよね。

特に、家事動線やプライバシースペースの確保など、ライフスタイルに合った間取りアイデアをプロの経験、視点からリフォームやリノベーションに活かしてもらうことができますよ。

建築家は、リフォームやリノベーションの知識も豊富なため、今までの住宅で不便に感じていた部分を詳しくヒアリングし、機能性がアップした住宅設計をしてれるのもメリットです。

例えば「子ども部屋は将来分けられるように」「客間として使う寝室は、小上がりにして収納計画を取り入れる」など、素人では思いつかないポイントまで、こだわったプラン設計が可能です。

今の生活を大切にしながら、長く暮らしていく上での不便さも取り除いてくれるため、老後も安心して住める住住宅を実現してくれますよ。

建築家は、設計図面を作成し工事を行う際、発注した工事内容が正確に行われているか、法律や規則を守りながら工事が進んでいるかもチェックしてくれます。

そのため、工事ミスや手抜き工事を防ぎ、品質を向上してくれるのもメリットのひとつです。

一般的な住宅工事現場にも工事監督はいますが、建築士は社外の工事監理として現場に立ってくれます。

より厳しい目でリフォーム・リノベーションのクオリティを底上げしてくれることが期待できますよ。

リフォームやリノベーションを建築家に依頼するデメリットは以下の3つです。

・時間と手間がかかるケースがある ・設計費や監理料などのコストが高い ・地域によっては探すのが困難

順に詳しく解説していきます。

建築家にリフォームなどの設計図を作成してもらう場合、一般的なリフォームに比べて時間や手間が増えてしまうデメリットがあります。

例えば、建築家とのヒアリング、設計に時間がかかってしまい工事を始めるのが遅れてしまったり、打ち合わせのために事務所へ行く機会が多く、手間がかかってしまうケースもあります。

リフォーム・リノベーション会社に直接頼む際にはかからなかった時間や手間がかかってしまう場合もあるため、余裕をもって建築家に設計依頼をするようにしましょう。

建築家にリフォームなどの設計を依頼する場合、依頼主の希望を汲み取りながら住宅の図面を作成する『設計費』や、工事を監視し図面通りに進めるための『監理料』などが必要になります。

一般的に、設計料と監理料は工事代金の10～20%です。

そのため、1000万円のリフォームの場合、100万円〜200万円が建築家に支払う費用となります。

リフォーム・リノベーション会社にデザインを依頼した場合、上記の費用は割安や無料になるケースもありますが、工事会社とは別の建築士に依頼した際には、費用が通常より高額になる点に注意しておきましょう。

「建築家に工事設計を依頼したい！」と考えた際、お住まいの地域によっては近くの建築家の数が少なく、探すのが困難になるデメリットもあります。

特に、人気があったり有名な建築家は住宅需要の高い地域に集中している場合もあり、地域によっては理想の住宅設計をしてくれる建築家が見つからない可能性もあります。

また、遠くの建築家に依頼をすることもできますが、住宅の監理を行うための交通費などの負担が大きくなることも懸念されるため、地域によっては大きなデメリットになることが考えられます。

ここまで、建築家に依頼するメリット・デメリットについて解説してきましたが、結局リフォームやリノベーションに建築家は必要なのでしょうか。

結論、こだわった住まいにしたいなら建築家は必要です。

実際、建築家に家を設計してもらうと、プロの目線だからこその気づきも多く、思いがけないアイデアを取り入れてもらえたり、機能性を高くすることが期待できます。

また、デザイン性や個性を出したい時にも建築家の意見は参考になるため、余裕のある方は依頼するのがおすすめです。

建築家に住宅の設計を依頼する流れは、以下の通りです。

①依頼したい建築家を探す ②建築家に予算やプランを伝え、イメージを固める ③プランの打ち合わせを重ねて、設計図を作成 ④プランを決定 ⑤施工会社探しをして契約する ⑥着工 ⑦完成

一般的なリフォーム・リノベーションと違い、まずは建築家探しから始まり、プラン設計の話合いや施工会社の選定が必要です。

依頼したい建築家を探す際には、その人の実績・得意分野も参考にしながら、理想に近い建築家を見つけると、スムーズな設計が期待できます。

また、人気の建築家は顧客を多く抱えていることから、すぐに着手できないケースもあるため、時間に余裕を持って計画を進めるようにしましょう。

建築家を選ぶコツは、以下の3つです。

・提案力があるか ・実績が自分好みか ・イメージのすり合わせができるか

順に詳しく解説していきます。

建築家を選ぶ際には、イメージを実現するための提案力があるかどうかがポイントです。

特に、プロの目線から生活がしやすい家事動線など、生活をする上で便利になる提案をしてくれるかに注意しましょう。

実は、デザインにこだわった物件は暮らしにくくなってしまうことがデメリットでもあります。

おしゃれで個性的なデザインでも、収納計画や動線などライフスタイルに柔軟に対応できるプロならではの提案をしてくれる建築家を選ぶのがおすすめです。

建築家を探す際には、公式HPやSNSなどで実績が自分好みがどうかをチェックしておくのがポイントです。

建築家は、それぞれコンセプトや得意分野に違いがあり、不得意な分野の依頼をしてしまうと、思うようなデザインにならない可能性もあります。

『空間デザインが得意な方』『収納計画に定評がある方』『遊び心あるデザインを多く手がけている方』など、自分のやりたいイメージに合った建築家に依頼しておくべきです。

建築家選びでは、依頼主の思い描く『理想の住宅イメージ』を、どこまで建築家も共有してくれるかがコツです。

そのため、譲れない場所として欲しくないことは明確に伝えておくのがおすすめです。

例えば「生活感は出したくないけど、洗面台は機能的に収納でき使いやすくしたい」「和を取り入れながら、カジュアルさもプラスしたい」など、まずは自分のイメージを固めてから伝えるとスムーズです。

また、リビング、キッチン、浴室、寝室、子ども部屋など、各部屋ごとのイメージ画像も見つけておくと、よりイメージに近い住宅を実現してもらえますよ。

ここでは、実際にFINDに在籍している建築家が手がけた実例5選を紹介します。

住宅のイメージを膨らませるには、なるべく多くの実例を見ておくことが成功への近道です。

ぜひこれからのリフォーム・リノベーションの参考にしてみてくださいね。

築25年の中古住宅を、1470万円かけて全面リノベーションした実例です。

上記物件では、ボードゲームが好きでよくご友人を招いて過ごすことが多い施主様のライフスタイルから、『日常の楽しいひとときを、より一層充実できるリノベーションプラン』を設計しました。

そのため、ダイニングキッチンをメインスペースに設定し、キッチンで作業しながらも、会話やボードゲームを楽しめる間取りに変更しました。

また、リビングダイニングと寝室のアクセント壁にはF&Bのサルキングルームピンクの塗装をチョイスし、個性と遊び心をプラスしました。

好きなインテリアや色に囲まれ、休日はご友人を招いて好きなボードゲームを一緒に楽しむ、そんなアクティブで楽しい日常が彩るすまいが実現しています。

費用	1470万円
築年数	25年
面積	89.8㎡
区分／間取り	2LDK

築52年の中古物件を、960万円かけて全面リノベーションした実例です。

上記物件では、『好みのインテリアアイテムが映える空間』を目指し、空間構成や素材感などの打ち合わせを重ねながらデザインを設計しました。

キッチンには、既存の壁付けI型キッチン（室内の壁にシンクとコンロ、調理台が一直線に並んだキッチン）を活かし、扉のカラー変更、設備の交換、背面タイル張りを行い使い勝手とデザイン性をプラスしました。

床にはモルタル調の大判タイルを採用し、家具や植物を際立たせています。

住まい全体のベースカラーを白×モルタルとシンプルにまとめたことで、こだわりの家具が主役になるメリハリの利いた空間が実現しました。

費用	960万円
築年数	52年
面積	82.5㎡
区分／間取り	RC造/2LDK

築42年の中古物件を全面リノベーションした実例です。

上記物件では、『猫と自分の好きなものに囲まれた住まい』をテーマにデザインを設計しました。

そのため、リビングは猫と共に快適に過ごせるよう、寝室と一体化できる広々としたレイアウトを採用しています。

また、寝室の壁の一部をピンクにし、ホワイトの間仕切り建具を付けることで単調になりがちな空間のアクセントにしています。

施主様のお好みの商材や素材、カラーリングの要望を細かくすり合わせながら、こだわりが詰まったカラフルで個性豊かな空間を実現しました。

費用	–
築年数	42年
面積	65㎡
区分／間取り	1SLDK

築25年の中古物件を、将来賃貸として貸し出すことも見据え、リノベーションを行った実例です。

上記物件では、『生活導線の改善』を目標にプランを設計しました。

そのため、玄関横の洋室を大容量のウォークインクローゼットに変更し、帰宅後の導線を短縮しています。

また、キッチンは回遊式とし、洗面台をリビングに取り込みアクセスを短縮化、家事導線を大幅に改善しました。

空間は和と洋を融合したスタイリッシュなデザインとグレージュをベースに色を統一することで、モダンさも感じる心地よい住まいが実現しています。

費用	–
築年数	25年
面積	–
区分／間取り	2LDK+WIC

築30年の中古戸建て住宅を、4660万円かけて全面リノベーション+外壁改修を行った実例です。

上記物件では『採光量が少なく、暗いので明るくしたい』という施主様の要望から、大幅な間取り変更、間仕切りの撤去などを行いました。

特に、LDKを1Fからより採光のとれる2Fリビングへ変更したことで、風と光が心地よく通る、気持ちよい空間になっています。

また、収納や水回りなどの家事導線も大幅に改善したため、最小の家事導線で整う暮らしを実現しました。

タイル、ヘリンボーンフローリング、照明器具など、あちこちにこだわりを詰め込んだ、どこにいてもお気に入りと出会える住まいが実現しています。

費用	4660万円
築年数	30年
面積	200㎡
区分／間取り	4LDK＋WIC＋納戸

FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。

上記で紹介した物件以外にも数多くの実例があるため、気になる方はこちらから覗いてみてください。

FINDのリノベーションでは、建築家、プランナー、設計士、不動産のプロ、FPがチームになって理想の住まい造りのお手伝いを行わせていただきます。

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