COLUMNコラム

デザインリノベーションとは?適した物件やメリット・実例5選まで

「デザインリノベーションとは?」
「デザインリノベーションに適した物件は?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

本記事ではデザインリノベーションの定義から、プラスされる費用まで詳しく解説していきます。

また、デザインリノベーションのメリット・デメリット、おすすめの実例5選も紹介!

デザインリノベーションについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。


目次

1.デザインリノベーションの定義

『デザインリノベーション』とはその名の通り特にデザインにこだわったリノベーションを行うことを指しています。

主に内装等をデザイナーに設計してもらうことで、よりこだわった室内にする方法がデザインリノベーションの方法です。

デザインリノベーションの依頼を考えている方は、事前にリノベーション会社にデザイナーが在籍しているかを確認しておきましょう。

また、デザイナーに依頼するのではなく自分で内装を1から組み立てたい方は、いろんな情報を参考にしながら自分でデザインを考えていくこともできます。

その場合は多くの実例やリノベーションの経験談を参考にしながら、リノベーション会社等のプロと相談してプランを計画していくのがおすすめです。

2.デザインリノベーションの費用

デザインリノベーションでは普通のリノベーションに比べて1割〜2割ほどプラスで費用が追加される傾向にあります。

フルリノベーションとデザインフルリノベーションの費用を比較すると以下のようになりました。

一戸建て住宅マンション
フルリノベーション1500万円〜2500万円700万円〜1500万円
デザインフルリノベーション1650万円〜3000万円770万円〜1800万円

また、使用する木材や壁紙、設備によっても費用は変わってきますので見積もりを依頼する時点である程度の予算を決めておくのがおすすめ。

通常のリノベーションより高額にはなりますが、プロにデザインを任せることで住宅の資産価値も高めることが期待できます。

3.デザインリノベーションのメリット

デザインリノベーションを行うメリットには、以下の3つがあります。

デザインリノベーションを失敗しないためにも、メリット・デメリット両方を最初に知っておくと安心です。

(1)理想の住まいに近づく内装を目指せる

デザインリノベーションを行うと、自由にいちから設計できることから理想の住まいに近い暮らしを実現できるメリットがあります。

また、デザインリノベーションでは事前に使用したいインテリアに合わせた内装にしたり、既存の住宅には無い個性的な暮らしを目指すことも可能に。

特に個性的なデザインにしたい人や、造作家具等を取り入れたいこだわりのある人にもデザインリノベーションはおすすめです。

(2)新築より低価格

理想に近い内装デザインで新築住宅を建築すると費用が高額になってしまいがちですが、デザインリノベーションなら新築より低価格で理想の住まいを目指せるメリットがあります。

これから住宅を購入する方は、中古住宅を購入してデザインリノベーションすることで、新築住宅よりも安く理想の住まいを手に入れられる場合も。

中古住宅では、築古や室内の劣化等の問題がありますがリノベーション前提で購入する場合はそこまで内装を気にしなくていいのもポイント。

また、新築購入よりも費用を抑えられることから、リノベーション自体にお金をかけられるのでやりたい工事の幅を広げることも可能になります。

デザインリノベーションでは予算をあらかじめ決めておくことで、リノベーションの優先順位を作り、こだわりたい部分に1番お金をかけてプランを計画するのがおすすめです。

(3)住まいの選択肢が広がる

これから住宅を購入する場合は、中古住宅を選んでデザインリノベーションすることで住まいの選択肢が広がるメリットがあります。

物件を選ぶ際に、中古住宅でのデザインリノベーションを選択することで職場や都心に近いなど、立地を幅広く選ぶことも可能に。

新築だと手がでない価格の場所でも、中古住宅にすることでデザインリノベーションまで予算内で収まるケースもありますよ。

4.デザインリノベーションのデメリット

デザインリノベーションのメリットを知った後は、デメリットについても理解しておきましょう。

事前にデメリットを知っておくことで、デザインリノベーションの失敗を防ぐ近道になります。

(1)耐震性が心配な場合もある

中古住宅を購入してデザインリノベーションをする場合、築古住宅の耐震性への不安が残ってしまうデメリットがあります。

特に、1981年6月1日以前に建築されている建物は『旧耐震』という震度5強程度の揺れで倒壊しない設計になっているケースも。

現在の建築物の多くは『新耐震』という震度6強から7程度の揺れに耐えられる設計になっているものが多く、地震大国でもある日本ではなるべく新耐震の住宅を選ぶのがおすすめです。

風情やレトロ感を感じられることから近年古民家住宅等も人気が高まっていますが、耐震性については注意深く見ておきましょう。

(2)建ぺい率や容積率を超えた工事はできない

デザインリノベーションをする場合に注意したいのが、建物の建ぺい率や容積率についてです。

特に今住んでいる物件や中古住宅を購入して増築を含むデザインリノベーションする場合は建ぺい率や容積率を意識しないといけないデメリットがあります。

住宅を支えられる柱の容量は事前に決まっているため、後から新たに増築したい場合には建築法上の制限があるケースも少なくありません。

デザインリノベーションで増築を考えている人は、事前にリノベーション会社等のプロに相談してできる範囲を知っておくと安心です。

5.デザインリノベーションしやすい物件選びのポイント

物件を購入してデザインリノベーションを行おうと考えている方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

デザイン性の高いリノベーションを実現するためには、購入する建物の状態もチェックしておきましょう。

(1)リフォーム前の中古住宅を選ぶ

中古住宅を購入する場合、リフォーム済みの物件も多く物件価格にリフォーム費用が上乗せされているケースも少なくありません。

デザインリノベーションを前提として物件を購入する場合は、リフォームされている必要がないため、なるべくリフォーム履歴のない物件を選ぶのがポイント。

リフォーム履歴は物件詳細情報として、HPや不動産会社等で知ることができますので注意して確認してみましょう。

(2)間取り等がイメージに近い住宅を選ぶ

デザインリノベーションを考えて物件を購入する場合、お風呂やトイレの位置等ある程度間取りが理想イメージに近いものを選ぶのがおすすめです。

実は水回りの移動を含む工事は普通のリノベーションより高額になってしまうことも多く、理想とかけ離れた物件を選ぶと思わぬ出費がかさんでしまう場合もあります。

特にやりたいリノベーション内容や、間取り、デザインが決まっている方は物件選びの段階から間取りに注目してみるのがおすすめ。

また、やりたい間取りが決まっていない方はワンストップリノベーション等を選択することで、事前にリノベーション会社と連携することができます。

ワンストップリノベーションとは、中古住宅探しからリノベーションの工事まで一貫して1つの会社に依頼できるリノベーションサービスです。

FINDでは多くのワンストップリノベーションを手掛けていますので、やりたいリノベーションに合った最適な物件探しのお手伝いが可能です。

まだ具体的に決まっていない方でも相談していくうちに、イメージを形にしながらピッタリの物件を見つけることも可能に。

まずは相談だけでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。

(3)中古マンションの場合は管理状態に注意

中古マンションをデザインリノベーションする場合は、管理状態に注意しておきましょう。

マンションの管理状態は『管理規約』によって定めれているケースが多く、適切なタイミングで修繕が行われているか、共有スペースが綺麗に保たれているかが重要です。

デザインリノベーションをして長く安心して暮らすためにも、管理状態をしっかり目で見て確認しておくのがおすすめ。

また、管理状態がいい中古マンションを選ぶことで、マンション自体の価値が下がりにくく資産としても有利になる傾向があります。

今は売却することを考えていなくても、資産価値のある中古マンションを所有していることは自分にとってもメリットになりますのでマンションの管理状態は事前に確認しておきましょう。

6.デザイン性の高いリノベーション実例5選

デザインリノベーションをする前にはより多くの実例を見て、イメージを膨らませておくのがおすすめです。

ここではFINDで手掛けているデザイン性の高いリノベーション実例5選を紹介していきます。

真似できるポイントや工事のこだわり等を合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(1)美術館のようなモノトーンでスッキリとした空間

築53年の中古マンションを850万円かけてリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは『美術館のようなモノトーンでスッキリとした空間』を目指してプランの計画から工事を行いました。

ポイントは、会社のオフィスとしても使用するダイニングとこだわりのインテリアを設定したリビングです。

寝室とリビングの間仕切りにはアルミフレームのガラス引き戸、床材はモールテックスを採用することで、広々とした空間になっています。

物をより吟味して丁寧に選びながら作り上げることで、フラットで透明感のある空間を実現しました。

費用850万円
築年数53年
面積85㎡
区分/間取り1LDK+WIC

(2)ラフでモダンな空間

築19年の中古住宅を、970万円かけてリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは、家族全員が心地よく感じる空間を目指し広々とした室内を実現。

特にこだわったLDKには開放的な対面キッチンを主役に、オーク材が心地いい床と天井をペイントし、照明やパーツ、アイテムで部屋全体の雰囲気を演出しています。

また、ラフな空間にモダンさをプラスするため、インテリアはモノトーンを基調にポイントでモルタル、タイル、ガラス、金属などを採用。

玄関は土間スペースを広げて、スーツケースや趣味のゴルフバッグが置けるように収納を取り入れることで遊び心と実用性を兼ね備えた住まいが完成しました。

費用970万円
築年数19年
面積74㎡
区分/間取りRC造/2LDK+WIC+SIC

(3)どこでも昼寝ができる居心地のいい家

築33年の中古マンションを1350万円かけてリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは、どこでも昼寝ができる居心地のいい家を目指して細切れだった4LDKを広々とした1LDK+WTCに間取り変更を行いました。

LDKと廊下は風が通りぬける回遊性のある間取り構成に、素足が気持ちいいザックリとした木の質感とこだわりの内装材を採用。

和のプロポーションに丁寧に作りこみながら、カラーワークや素材を厳選することで大人らしい落ち着きを演出しています。

また、収納スペースや光の取り込み方等、各部屋に考え抜かれたこだわりをプラスした、ぬくもりある空間が完成しました。

費用1350万円
築年数33年
面積88㎡
区分/間取りRC造/1LDK+WTC

(4)「暮らしやすく」こだわる

中古戸建て住宅を回遊性のある空間を目指してリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは、間取りを大きく変更しこだわりの設備と内装をチョイス。

LDKの主役となるキッチンにはパントリーを併設し、水周りは遊び心あふれる仕上げをプラスしています。

また、収納計画・家事導線を意識しながら暮らしに寄り添った住まいを実現しました。

費用
築年数
面積137㎡
区分/間取り木造/3LDK+WIC+SIC

(5)築34年を洗練された住空間に

築34年の中古住宅を1100万円かけてリノベーションした実例です。

今回のリノベーションでは「家族の時間を楽しめるお住まいにしたい」というご要望から回遊性のあるキッチンに家族の気配を感じられる間取りや建具を取り入れました。

また、広々としたLDKはヴィンテージな表情と深い色合いが魅力の無垢オークフローリングを使用。

落ち着きのある色合いとモダンな家具でスタイリッシュな空間にを実現しています。

費用1100万円
築年数34年
面積
区分/間取りSRC/2LDK+WIC

デザイン性の高いリノベーションをお考えならFINDにおまかせ

FINDは神奈川県川崎市に本社を構える、リノベーション、リフォーム、不動産売買仲介、空間デザイン、ファイナンシャルプランニング、ホームインスペクションまで行うリノベーション会社です。

FINDでは、数々のリノベーションの実績がありデザイン性を意識したものから最新の内装まで、様々なご要望に対応しています。

上記で紹介した以外の実例も公式サイトに掲載していますので、気になった方はこちらから覗いてみてくださいね。

また、FINDのリノベーションでは、プランナー、設計士、不動産のプロ、FPがチームになって理想の住まい造りのお手伝いを行わせていただきます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

海老澤 知絵

ライフディレクション事業部 設計チーム / 一級建築士 / 既存住宅状況調査技術者